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音符の長さが変わる時③

こんにちは。

今回も音符の長さが変わっても
テンポは変わらないようにする練習
についてです。

今回は三連符や五連符などの
割り切れない数の音符に変わる時です。



3、別々に練習してから繋ぐ

前回お話したように、
長い音符にから短い音符に変わる時は
最初から短い音符に合わせたカウントをすると
速さがが変わりにくくなります。

それは三連符や五連符の時も同様なので、
この楽譜の場合は

最初の小節から
『1・2・3・4』ではなく、
『1トト・2トト・3トト・4トト』と
三連符のカウントをしておくと、
2小節目に入っても
テンポを変えずにひくことができます。


でも、最初の小節が

この楽譜のように四分音符より短い時は、
最初から三連符のカウントをするのは
難しくなります。


この場合は最初の小節は八分音符の単位で、
2小節目は三連符の単位で
カウントするしかありません。

でも、カウントする単位が急に変わると、
やはり速さが変わりやすくなってしまいます。


そのため、このような場合は
別々にしっかり正確な速さでひく
練習をしてください。


まずはメトロノームで
最初の小節の八分音符の速さを確認します。

この時のカウントは 
『1ト・2ト・3ト・4ト』の
八分音符単位です。

しっかりメトロノームに合わせて
ひけるようになったら、
次は2小節目の三連符の速さを確認します。

2小節目のカウントは
『1トト・2トト・3トト・4トト』の
三連符単位です。

どちらもメトロノームに合わせて
それぞれのカウントをしながら
ちゃんとひけるようになるできるまで、
何度も練習してください。


八分音符と三連符の両方の速さを
しっかり覚えたらこの二つを繋ぎます。

ここで大事なのは
音符の長さの変わり目を練習することです!

つい最初から通して練習したくなりますが、
通す練習はこのような細かい練習の時には
非常に効率が悪いので、この楽譜なら

枠で囲んだ所だけをメトロノームを使って
何度も練習してください。

カウントの単位が変わってもスルッと
同じ速さでひけるようになるまで
何度も頑張りましょう!

そしてこの部分が正確にひけるようになったら
全体を通す練習をします。



お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが
この八分音符から三連符への変化は
音階によく出てくるパターンです。

音階の練習でも音程ばかりを気にしていると、
前半の八分音符と後半の三連符で
速さが変わりやすくなります。

一つの音階の中で速さが変わらないように、
音階でも最初から練習するのではなく
音符の長さが変わる場所を
何度も練習してくださいね。


三連符や五連符は他の音符と
同じカウントでひくのが難しい音符なので、
どうしても速さが変わりやすくなります。

まずはメトロノームで別々に練習して、
それから繋ぐ練習をしてください。

大事なのは
その繋ぐ部分だけを何度も練習することです!


この練習をしっかりすると、
三連符や五連符が音階や曲に出てきても
速さを変えずにひけるようになりますよ。

地道な練習ですが、
コツコツ頑張りましょう!

それでは、また🌸