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音符の長さが変わる時②

こんにちは。

今回も音符の長さが変わっても
テンポは変わらないようにする練習
についてです。

前回は短い音符から長い音符に変わる時の
練習でしたが、今回はその逆の
長い音符から短い音符に変わる時です。



2、一番短い音符に合わせてカウントする

前回お話したように、
曲の中に突然全音符や
それ以上の長さの音符が出てくると、
カウントを止めてしまい
テンポが変わってしまうことがあります。

そのため、カウントはどんな音符が出てきても
し続けなくてはいけません。


でも、カウントは止めていないのに
テンポが変わってしまうこともあります。

それは、音符が短くなった時です。


例えば、この楽譜のように

四分音符の後に八分音符が出てきた時、
急にテンポが速くなったり遅くなったり
してしまうことがあります。


カウントを止めなくても
テンポが変わってしまうのは、
カウント自体の速さが
変わってしまうせいです。

実は、音符の長さが変わると
同じ速さでカウントするのは難しいのです。

そのため、変えているつもりはなくても
カウント自体の速さが
変わってしまうことがあります。

これはひいている本人は気付きにくいので
このままではなかなか改善されないのですが、
最初から短い音符に合わせてカウントをすれば
テンポを変えずに演奏することができます。



例えば先程の楽譜の場合、
四分の四拍子で
最初の小節は四分音符が4つなので
普通は『1・2・3・4』とカウントします。

でも、次の小節では
音符は八分音符になっていますね。

このような場合は
『1ト・2ト・3ト・4ト』
と、カウントしてみましょう。

最初の小節から四分音符のカウントと一緒に
八分音符の単位のカウントをしておくのです。


長い音符に合わせたカウントに
急に短い音符を当てはめるのは難しいですが、
短い音符の長さに合わせたカウントを
長い音符に当てはめるのは意外と簡単です。

四分音符の時から
八分音符を意識したカウントをしていれば、
音符の長さが変わっても
テンポを変えずにひくことができます。


もし、楽譜に
さらに短い音符が出てくる場合は、
より短い音符の長さに合わせて
カウントしましょう。

この場合は十六分音符ですね。

四分の四拍子の基本の『1・2・3・4』の
カウントの他に、
十六分音符のカウントも付け加えた
『1トトト・2トトト・3トトト・4トトト』
というカウントをしてみてください。

そのカウントに合わせれば、
先に出てくる四分音符と八分音符も
同じ速さでひくことができますよ!



同じテンポで演奏し続けるためには、
同じ速さでカウントしなくてはいけません。

そのためには、長い音符ではなく、
一番短い音符に合わせたカウントをすることが
大切です!


楽譜を見たらいきなりひき始めるのではなく、
一番短い音符は何音符かを確認してください。

そして、一番短い音符に合わせた
カウントをして演奏を始めましょう。

曲全体のテンポを変えることなく
演奏することができますよ!

それでは、また🌸