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音符の長さが変わる時

こんにちは。

楽譜には色んな長さの音符が出てきます。

全音符・二分音符・四分音符・八分音符・
十六音符・三十二部音符…。

さらに割り切ることができない
三連符・五連符など、
様々な長さの音符がありますね。


これらの音符が組み合わさり
曲が構成されているのですが、
長さの違う音符が出てきた時に
テンポまで変えてしまうことはありませんか?

自分では変えているつもりはなくても、
先生に
『急に速くなったよ』とか
『その音、長さが足りないよ』と
言われたことがあるのではないでしょうか。


音程の間違いにはすぐ気付いても、
音符の長さが変わった時に
テンポまで変化してしまったことは気付かない
という生徒さんは意外と多いのですが、
楽譜に何も指示がないのに
急にテンポが変わってしまう、というのは
当然良いことではありません!


ということで今回は、
音符の長さが変わっても
テンポは変わらないようにする練習
についてです。



1、カウントを止めない

ヴァイオリンを始めたばかりの方に
多いケースですが、
長い音符が出てきた時に拍を端折ってしまい
急にテンポが速くなることがあります。

そうならないためには
常に自分でカウントし続けることが必要です。


例えば、この楽譜は

1小節目は四分音符、2小節目は全音符です。


1小節目の四分音符4つは何となく
『1・2・3・4』とカウントしているのに
2小節目の全音符の時にはカウントをしない
という方が多いです。

そのため、全音符の長さが曖昧になり、
ほとんどの方が短くなってしまいます。


この楽譜が、この後
このように続いた場合、
おそらく3小節目・4小節目でも
同じことが起きます。

そうなると、毎回全音符だけ短くなってしまい
テンポ感のない演奏になってしまいます。


これは、聴いている人には
ものすごく違和感があるのに、
ひいている本人はほとんど自覚がない
ということが多いですね。

楽譜に書いてある音程を出すことに必死過ぎて
音符の長さまで気が回っていないからです。


音符は音の高さだけを示しているのではなく
長さも示されているので、
高さと長さを同時に取る練習をしてください。

そのためには
常に自分でカウントすることが必須です!!


1小節目と3小節目の四分音符だけでなく、
2小節目と4小節目の全音符の時も
『1・2・3・4』とカウントしましょう。

メトロノームを鳴らしながら練習すると
より正確にカウントができます。



四分音符→全音符という変化だけでなく、
短い音符の後に長い音符が出てきた時は
カウントが止まりやすいので、
自分がちゃんとカウントをしているか
注意しましょう!




次回も、音符の長さが変わっても
テンポは変わらないようにする練習
についてです。

それでは、また🌸