こんにちは。
お盆休みに入りましたね。
コロナ禍になって3年目。
『今年の夏休みは旅行するぞ！』
という方は多いでしょう。
旅行中はヴァイオリンはお家に置いていくと
思いますが、
この暑い中で何日も楽器を置きっ放しにするのは
かなり危険です。
ということで今回は
楽器を家に置いて何日も出かける時の
注意点です。
１、直射日光に当たるところには置かない
楽器を直射日光に当たる場所に置いておくと
ケースの中はかなり高音になります。
その状態が何日も続くと楽器は
・弦が切れる
・ニスや膠(にかわ)が溶ける
・木が変形する
などの深刻なダメージを受けてしまいます。
特に膠が溶けたり木が変形すると、
楽器の接着部分が剥がれてしまうので、
修理に出さないといけません。
ただでさえ、夏場は閉め切っていると
部屋の温度は高くなります。
一日中陽の当たらない場所に置くか、
部屋のカーテンを閉めて出掛けるようにして、
楽器に直射日光が当たらないように
気を付けてください。
２、湿気がたまるところには置かない
日本の夏は暑いだけでなく、
湿度も上がります。
たとえ直射日光が当たらなくても
湿度の高い場所に楽器を置きっ放しにするのは
NGです！
楽器に水分は大敵なので
湿度の高い場所に長時間置くと
・弦が切れる、錆びる
・木が変形する
・カビが生える
など、やはり深刻なダメージを受けます。
お家の中でカビが発生しやすい場所があったら
そこには楽器を置かないでください。
どうしても湿度が高くなりやすい時は
除湿剤を使って湿度を保つようにしましょう。
３、楽器は寝かせて置いておく
日本は地震が多い国です。
考えたくはありませんが、
旅行中に自宅付近で地震が発生する
可能性はありますよね。
楽器ケースを立てて置いておくと、
地震が来た時に倒れてしまうかもしれません。
楽器は倒れて衝撃を受けると
表面上は何も問題なさそうでも、
楽器の内部で魂柱がズレるなどの
ダメージを受けます。
そのため、長時間楽器を置いておく場合は
立てずに寝かせた状態にしておくと安心です。
また、寝かせていても
上から物が落ちてくる可能性のある場所は
危険です。
楽器ケースは蓋の裏に弓を収納するものが
ほとんどなので、
蓋に何か重たい物が落ちて変形すれば
弓もダメージを受けますし、
衝撃が大きければ楽器も壊れてしまいます。
楽器は寝かせておけて
上から物が落ちてこない場所に
置いておきましょう！
ヴァイオリンはとても繊細な楽器です。
旅行にもヴァイオリンを持っていけたり、
クーラーをつけたまま出掛けられるなら
安心ですが、
なかなかそうもいきませんよね。
楽しい旅行から帰ってきたら
楽器が大変なことになっていた😱！！
なんてことにならないように
置き場所や置き方には十分注意して
お出かけしてください。
それでは、また🌸
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