こんにちは。
各地で大雨が降っていますね。
皆さんのお住まいの地域は
大丈夫でしょうか?
このブログでも何度もお伝えしていますが、
ヴァイオリンにとって、水は大敵!
湿度が高いだけで、音は悪くなります。
大雨の時は
楽器を外に持ち出さないのが一番ですが、
本番や練習があって
そうも言っていられない時があります。
今回は雨の日の対策のおさらいと、
万が一の時の対処の仕方についてです。
まず、大雨の日に楽器を持ち運ぶ時は、
傘だけでは雨を防ぎきれないので、
楽器ケースにレインカバーを付けましょう!
楽器ケース専用のレインカバーが一番ですが
ない場合はレインコートやゴミ袋でも
代用ができます。
さらに、その上から防水スプレーをかければ
ケース内への浸水はかなり防げます。
楽器ケースに直接の
防水スプレーをかけても効果はありますが、
ケースの継ぎ目からの浸水は防げません。
大雨の日に
ケースの蓋の隙間から水が入ってしまい、
楽器ケースを開けたら弓の毛が濡れていた
という方を何度か見たことがあるので、
やはりレインカバーなどを使って
浸水を防ぐのが一番です。
屋内に入ったら、
まず楽器ケースの表面についた水分を
拭き取りましょう!
ケースの中まで浸水していなくても、
濡れたままにしておくと
ケース内の湿度が上がって
楽器がダメージを受けてしまいますので、
しっかり拭き取ってください。
ケースの中まで水が入ってしまった場合は、
しっかり乾かさなくてはいけません。
濡れたままのケースに楽器を入れておくのは
絶対にダメです!!
ケースだけなら
ドライヤーで乾かすこともできますので、
ケースから楽器や弓、松脂などを全部出して
ケースを乾燥させましょう。
そして、万が一
楽器や弓も濡れてしまった場合は、
すぐに楽器屋さんに持っていくことを
おすすめします。
ちょっと湿っぽいな…という程度なら、
何とかなることもありますが、
楽器に水が染み込んでしまった場合は
プロにお任せするしかありません。
ヴァイオリンは濡れてしまうと
表面のニスが取れたり、
膠(にかわ)が剥がれたり、
木が変形することがあります。
これらのトラブルは
自分では治すことはできません。
放っておくと音が悪くなり、
楽器の状態もどんどん悪くなるので、
濡れてしまった時はできるだけ早く
楽器屋さんに見てもらいましょう!
あまりにも楽器への浸水がひどい時は
修理できないこともあるようなので、
楽器は絶対に濡らさないように
気を付けてくださいね!!
何度もお伝えしますが、
楽器は絶対に濡らしてはいけません。
『このくらいの雨なら大丈夫かな〜』
と、思っていても、
急に土砂降りになることもあります。
取り返しのつかないことにならないように、
天気予報をチェックしたり、
楽器用のレインカバーを持ち歩いたりして、
自分の大切な楽器を守りましょう!!
それでは、また🌸
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