こんにちは。
今回は
音階の楽譜に書いてある数字についてです。
今回は
音階の楽譜に書いてある数字についてです。
音階の楽譜を見ると、
どの教材にもこのように数字と転線、
もしくは直線が書いてあると思います。
数字は左手の指番号です。
では、
転線・直線は何を意味しているのかと言うと
『この線が書いてある間は
この指は離さないで演奏しましょう』
です。
つまり、この楽譜の場合
この部分を演奏する時は
A線の3の指のレをひいた後、
E線の0のミの音をひくまで
A線の3の指は離さない、
ということになります。
次にこの部分は
E線の1の指のファをひいた後、
A線の4の指のミをひくまで
E線の1の指は離さない、ということです。
音符だけを見ていると見落としやすいので、
ひき始める前に確認しておくと良いですね。
『指を押さえておくのめんどくさーい😫』
と、思うかもしれませんが、
この練習にはちゃんと意味があるので
記号通りに練習しましょう!
ヴァイオリンは
指を押さえて音程を取る楽器です。
指を押さえなければ、
開放弦の0の音しか鳴りません。
この部分を引く時、
E線の0のミの音をひく前に
A線の3の指を離してしまったら、
A線の0のラの音が鳴ってしまいます。
本当ならレ(A線の3)→ミ(E線の0)
と、ひく所が、
レ(A線の3)→ラ(A線の0)→ミ(E線の0)
と、音が鳴ってしまうのです。
ラが鳴るのは一瞬なので
聞き逃してしまうかもしれませんが、
よーく自分の音を聞いてみてください。
余計な音が入っていませんか?
その余計な音が入らないように、
A線の3の指は離さないで
E線の0に進む練習が必要なのです。
また、こちらの楽譜の場合は
先程の楽譜よりも線が長く書かれています。
線が長い、ということは
それだけ長く押さえ続けるということです。
これには『手の形を整える』
という意味も加わります。
《音階の練習③》でもお話しましたが、
前の音の指を離さないで
次の音の指を押さえる練習をすると、
手の形が整って音程が安定します。
その練習を促すために、
この直線は書かれているのです。
押さえた指を離して次の指を押さえても
音階はひけますし、その方が簡単です。
でもそれには
・音程が安定しない
・手の形が悪くなる
という非常に大きな欠点があります。
最初は『指は離した方が簡単だ!』と
思うかもしれませんが、
慣れてくると手の形が整っていた方が
音程が取りやすく、速く指が動かせることに
気付くはずです。
音階に数字と線が書いてあったら、
頑張ってその通りに練習しましょう!
それでは、また🌸
コメントをお書きください