こんにちは。
今回も初心者の方でもひきやすい楽譜
についてです。
前回までに、ひきやすい楽譜の特徴は
①調号が少ない(ニ長調・イ長調など)
②E線の4の指のシの音までしか出てこない
というお話をしました。
今回はもう少し簡単な見分け方です。
③ゆったりしたテンポの曲を選ぶ
前回までに何度かお話しましたが、
たくさんの音符が黒々と書いてある楽譜は
当然難易度が高いです。
そのため、初心者の方には
先程お話した2つの特徴の他に、
音符が少なめの楽譜をおすすめします。
ただし!
書いてある音符が少なめでも
テンポがとても速い曲は難易度が高いので
注意が必要です。
テンポの速い曲は
ちゃんとひけたらかっこいいのですが、
無理に理想のテンポでひこうとすると
気持ちばかり焦ってしまい、
身体の使い方や音程が悪くなりやすいです。
まずは自分のひき方や音程を
気にしながら演奏できる、
ゆったりしたテンポの曲を選んでください!
曲の速さは楽譜の最初に
言葉か
数字で表記されています。
言葉の場合はイタリア語の表記が多いです。
よく使われる速度の言葉は以前のブログ
《楽譜の記号(速度記号)》に載せているので
是非参考にしてくださいね。
『速く』や『活発に』を意味する言葉が
書いてある場合は、
テンポが速めの曲なので注意しましょう!
数字の場合は
書いてある音符が1分間に何回鳴るかを
示しています。
先程の♩=120というのは、
『1分間に四分音符が120回鳴る速さ』、
♩=60なら
『1分間に四分音符が60回鳴る速さ』
ということなので、
数字が大きいほどテンポは速くなります。
メトロノームの数字に合わせて確認すると
どのくらいの速さかよくわかりますので、
自分で速さを測らなくても大丈夫ですよ!
お店で楽譜を選ぶ時には
一々メトロノームは鳴らせないので、
速さがわからないかもしれませんが、
そんな時は時計を見てみましょう。
♩=60というのは
『1分間に四分音符が60回鳴る速さ』
なので、1拍は1秒と同じ速さです。
♩=80なら1拍は1秒より少し速く、
♩=120なら1秒に2拍入ります。
これを基準に考えると、
おおよその速さは
わかるのではないでしょうか。
もちろん、テンポの速い曲を選んでも
ゆっくりな速さで練習すれば良いのですが、
テンポの速い曲をゆっくり練習するのは
なかなか根気のいることです。
ゆっくり練習すると曲の雰囲気も出にくく、
途中で嫌になってしまうこともあるので、
最初はゆったりとしたテンポの曲の方が
おすすめです。
ゆったりとした曲を
ヴァイオリンで優雅に演奏してみましょう!
それでは、また🌸
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