今回は初心者でも演奏しやすい楽譜に
ついてです。
楽譜売り場を見るとクラシックに限らず、
ポップスや映画音楽などが
アレンジされた楽譜が販売されています。
『好きな曲だから演奏したい!』
と、喜んで購入したのに、実際ひいてみたら
『難しくてひけなーい😱!!』
ということはありませんか?
どんな楽譜もかなり頑張って練習すれば
ひけるようになると思いますが、
ひけるようになるまでに心が折れてしまって
『この楽譜は見なかったことにしよう…』
なんてことになってしまったら
もったいないですね。
同じ曲でもアレンジが変われば
演奏しやすい楽譜もありますので、
まずは簡単なものを選んで
挑戦してみましょう!!
ということで、簡単な楽譜と難しい楽譜の
見わけ方をいくつかご紹介します。
1、調号をチェックする
楽譜の一番最初、ト音記号の横には
♯や♭が書いてあります。
これは調号と言って、
その曲が何調であるかを示しています。
また、楽譜の途中で出てくる臨時記号と違い
調号の♯と♭は曲の中でずっと有効です。
調号については以前のブログ
《楽譜の記号(調号①)》
《楽譜の記号(調号②)》
《楽譜の記号(調号③)》で、
説明していますので参考にしてください。
曲は調号が増えるとひきにくくなります。
特にヴァイオリンの場合は
ソ・レ・ラ・ミの音に♯や♭が付くと
開放弦の音、
つまり弦を指で押さえない0の音が
使えないので難しくなってしまうのです。
ひきたい曲の楽譜を見つけたら、
まずは調号をチェックしてみましょう。
たくさん♯や♭がついていたら、
それは初心者にはなかなか難易度が高い
と思って間違いありません。
♯は3つ、♭は1つまでの曲なら
初心者の方でも演奏可能だと思います。
ヴァイオリンで一番ひきやすく、
教本で最初に扱われる調は
♯が2つのニ長調、
もしくは♯が3つのイ長調です。
(理由は以前のブログ
《左手の形(人差し指と中指)》で
説明していますのでをご覧ください)
イ長調はソに♯がつくので
少し難しくなりますが、
ソの♯は対応しやすいのでひきやすいです。
ニ長調でもイ長調でも
細かい音がたくさんある楽譜は難しいので
注意してください!!
楽譜をパッと見て
黒々とたくさんの音符が書かれているものは
選ばないようにしてくださいね。
好きな曲で音符がそんなに多くなく、
ニ長調かイ長調で
アレンジされている楽譜を見つけたら、
ラッキー✨と思って
是非チャレンジしてみましょう!
次回も
初心者でも演奏しやすい楽譜についてです。
それでは、また🌸
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