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オーケストラに入ったら気を付けること③

こんにちは。

今回も
ソロの時はあまり気にしなくても良いけど
オーケストラに入ったら気を付けること
についてです。




③楽譜の小節数とアルファベット

以前のブログ《オーケストラの楽譜》でも
お話しましたが、
楽譜には左側に数字が書いてあります。


これはその小節が何小節目かを表す数字で、
『小節番号』と呼ばれます。


また、楽譜にはアルファベットか数字の
どちらかが大きく書かれています。

このアルファベットと数字は
『練習番号』又は『リハーサル番号(記号)』
ドイツ語で『buchstabe(ブーフシュターベ)』
と、呼ばれています。

練習番号は曲のフレーズの始まりや
重要な位置に書かれることが多いです。


これらの数字や記号はソロの楽譜では
ほとんど気にすることがありませんよね。

レッスンの時も先生が
『じゃあ○段目の△小節からもう一回!』
と指定してくれたり、
始める場所のメロディを示してくれるので、
あまり必要ないからです。


でも、オーケストラの場合は
パートによって楽譜のページ数も
楽譜の一段に書かれている小節数も
全く違います。

そのため、小節番号や練習番号がないと
指揮者は場所を指定できないのです。


指揮者は
『じゃあ、練習番号Cの6小節目から』とか
『163小節目から
 ヴァイオリンだけでひいてみましょう』
という風に指示します。

指揮者の指示が出てから
実際に音を出すまでの時間は意外と短いので
素早く指示された場所を
見つけなくてはいけません!


『えーっと…どこだ?どこだ!?』なんて
いつまでも見つけられずにいると、
見つける前に演奏が始まってしまったり、
指揮者が『まだ?』という感じで
じーっとこっちを見ている
ということもあります。

全員が楽器を構えているのに
一人だけ準備ができていないというのは
とても目立っちゃうのです…😱



また、音楽的にこうしてほしいという指示も
小節番号と練習番号で場所を示しながら
行われます。

『87小節目はもっとオーボエの音を聴いて
 合わせましょう』
『練習番号Fはもっと大きく!』
という感じです。

指揮者に指示されたことは
それぞれが楽譜に書き込むので、
場所を探すのに手間取っていると
やはり間に合いません。

指揮者の次の指示が始まったりして、
どんどん置いていかれてしまいます。


オーケストラに入ったら、
小節番号と練習番号をすぐに見つけて
指揮者の指示に素早く反応できるように
なりましょう!!



アマチュアのオーケストラでは
練習番号を見つけるのが苦手な方は
蛍光ペンなどでちょっと印をつけて 
見つけやすくしています。

慣れるまではかなり有効な方法ですが、
鉛筆などの消せるものしか
楽譜には使わないというのが基本なので、
自分の楽譜にしかやっちゃダメですよ!
(しかもコピーしたものに限ります!)



小節番号と練習番号を見つけられるように
なるのには慣れが必要です。

家での練習の時から
これらの番号を気にしておくと、
実際のオーケストラの練習でも
速く見つけられます。

普段の練習から
音符だけでだけでなく、
小節番号と練習番号を
是非気にしておいてくださいね!

それでは、また🌸