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オーケストラに入ったら気を付けること②

こんにちは。

今回も
オーケストラに入ったら気を付けること
についてです。




2、指揮者はいつも視界に入れておく

オーケストラは指揮者の動きに合わせて
演奏します。

『そんなこと知ってるわ!!』
と、突っ込まれそうですが、
実は慣れるまで意外と難しいんですよ!


曲が始まる時は
指揮者に合わせて演奏を始めます。

でも、指揮者を見なくてはいけないのは
曲の出だしだけではありません。


オーケストラの練習は
毎回曲の最初から最後までを通すのではなく
指揮者が細かく指示を出すために
何度も途中で止まります。

オーケストラの演奏を止める時、 
指揮者は指揮を振るのをやめるだけで
特に声は出しません。

ヴァイオリンのレッスンの場合は
先生が声をかけて演奏を止めてくれますが、
オーケストラの場合は指揮者の動きを見て
自分で演奏を止めないといけないのです。 


オーケストラに慣れている人は
常に指揮者を意識できているので
指揮が止まればパッと演奏をやめられます。

でも、オーケストラに慣れていない人は
出だしでは指揮者を見れても、
演奏しているうちに
段々と意識が楽譜だけに集中して、
自分の視界から指揮者が
いなくなってしまうので、
指揮が止まっているのに気付かずに
いつまでも演奏を続けてしまいます。

指揮者が振るのをやめても
演奏を続けてしまうと、
『あー、この人
 オーケストラに慣れてないのね〜』
と、すぐに周りにバレてしまうわけです。


指揮を止めているのに演奏が止まらない
と、いうことは
自分の指揮を見ていないわけですから、
指揮者からするととても気になります。

一人だけ音を出している状態は
非常に目立つので、
注意されることもありますよ!



また、指揮者は音楽を振り方で表します。

音を大きくしてほしい時は大きく振り、
小さくしてほしい時は小さく振ります。

ゆっくりしてほしい時、速くしてほしい時も
振り方を変えてオーケストラに
指示を出しています。 

指揮者を見ていないと
こういった指示にも対応ができないので、
やはり何度も注意されることになります。


オーケストラの演奏中は
とにかくいつも指揮者を意識していないと
いけないのです。


『楽譜を見ながら指揮者も見るのは無理!』
と思うかもしれませんが、
慣れれば必ずできるようになります。

両方しっかり見続けるのは難しいですが、
楽譜を見ながら、いつも目の端で
指揮者が動いているのを捉えておくのです。

じーっと見つめるのではなく、
動き方が変わった時や止まった時などに
気付けるようにいつも意識しておく、
という感じです。

最初は難しいと思いますが、
慣れれば自然とできるようになります。

とにかく指揮者を自分の視界から
消さないようにするのが大切ですよ!



指揮者を見ながら演奏するというのは
ソロの時とは全然違う感覚ですが、
意識して練習すれば
必ずできるようになります。

常に意識をしてその感覚に慣れてください。

オーケストラでは
指揮者はいつも視界の中に入れて
演奏しましょう!

それでは、また🌸