今回も弓のセルフケアについてです。
6、スティック(竿)・フロッグ・弓先
弓は練習が終わったら必ず緩めましょう。
弓をずっと張った状態にしていると、
スティックが変形する可能性があります。
そして、スティックについた松脂を
乾いた柔らかい布で拭き取ります。
この時拭き取るのは
弓のスティックについた松脂だけで、
毛は拭かないように気を付けてください。
そして、もう一つ気を付けたいのは、
弓の松脂を拭き取る時は
毛やスティックの部分を触らないことです!
弓を拭く時は
フロッグの部分を持って行いましょう。
(フロッグは弓の元の四角いところです)
前回もお話しましたが、
毛に付いた松脂を手で触ってしまうと
溶けて取れなくなってしまいます。
またスティックも楽器と同様に
松脂が付いた部分を手で触ってしまうと
溶けて取れなくなるのでやめましょう。
一度くっついてしまった松脂は
自分で取ることはできないので、
弓は巻く時、緩める時、拭く時も
スティックや毛には直接触れないように
気を付けてくださいね!
そして、スティックの松脂を拭き取ったら
フロッグも乾いた柔らかい布で
拭きましょう。
フロッグは手が直接触れる部分なので、
手の汗や脂が付きます。
そのままにしておくと
変色することもあるので、
毎回フロッグもキレイにしてくださいね。
特に汗をかきやすい季節は
しっかり拭きましょう!
最後は弓先です。
弓先はとにかくぶつけないことです!!
特に毎日のお手入れで
何かをする場所ではありませんが、
弓の中で一番繊細な部分です。
この弓先の白い部分はチップといいます。
チップの素材は
象牙や牛骨、プラスチックですが、
この部分はぶつけると破損しやすいのです。
チップの破損をそのままにしておくと
弓自体がダメージを受けてしまうので
破損したらすぐに楽器屋さんに持っていって
修理してもらわなくてはいけません。
弓先はうっかり譜面台や椅子などに
ぶつけやすいので、気を付けましょう!
『楽器本体は大事にしていたけど
弓はあまり気にしていなかった』
という方もいらっしゃると思いますが、
弓もとても繊細にできています。
良い音を出すためにも
弓も毎日しっかりお手入れをしましょう!
それでは、また🌸
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