こんにちは。
今回も
自分でできる楽器のケアについてです。
今回も
自分でできる楽器のケアについてです。
4、アジャスター
主にE線のチューニングをする
アジャスターですが、
いつでも使いやすい状態にするためには
微調整が必要です。
アジャスターを一番下まで巻き切る前に
緩めてペグで音程を合わせましょう。
E線は細くて切れやすいので、
ペグで音程を合わせる時は
慎重に行ってください。
アジャスターの調整が必要な理由は
①楽器を傷付けない
②音程を合わせやすくする
の主に2つです。
このブログでも何度かお話していますが、
アジャスターを一番下まで巻くと
楽器に当たって傷を付けることがあります。
楽器に一度付いてしまった傷を
修復するのは難しいので、
アジャスターの巻き具合は
こまめにチェックしましょう。
そして
アジャスターを一番下まで巻いてしまうと、
それ以上音程を上げることはできません。
先程お話したように
一度アジャスターを緩めて音程を下げて、
ペグで音程を上げないといけないのです。
普段ペグで音程を合わせていない弦を
ペグでチューニングするのは
意外と時間がかかります。
一人で練習している時なら良いのですが、
合奏の時はいつまでもチューニングに
時間をかけていられませんよね。
必要な時にサッと音程が合わせられるように
アジャスターの巻き具合は
いつも気にしておきましょう。
5、ペグ
ペグは
湿度の高い季節は硬くて回しにくくなり、
逆に乾燥する季節は戻りやすくなるので、
チューニングしづらくなります。
先程のアジャスターと同様で、
合奏の時はいつまでも一人で
チューニングしているわけにはいきません。
いつでも素早くチューニングできるように
ペグは季節に合わせて
調整する必要があります。
ペグはコンポジションを使ったり
弦の巻き方を変えることで
調整することができますので、
チューニングしにくいと思ったら
自分で調整してみましょう。
コンポジションは《チューニング⑦》
弦の巻き方については《ペグの微調整②》
を是非ご覧ください。
ペグを硬いままで放置してしまい
チューニングの時に力任せにペグを回したら
勢いが付きすぎて弦が切れてしまったり、
ペグが折れてしまうこともあります。
そうならないために
ペグはいつでもスムーズに動かせるように
調整することが大切です。
回しづらいだけでなく
ペグを回す度にバキバキと音がしたり、
コンポジションを使っても
どうしても音程が合わないという場合は
ペグと楽器の穴の形状が合っていない
可能性があります。
この場合は楽器屋さんに相談してください。
次回は弓のセルフケアについてです。
それでは、また🌸
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