こんにちは。
気温と湿度が高い季節は
楽器に不具合が起こりやすい時期です。
『何か変な音がするぞ』という時は
楽器に何か不具合が起きている
可能性があります。
今回はヴァイオリンから変な音がした時に
起きている可能性のある
楽器の不具合についてです。
気温と湿度が高い季節は
楽器に不具合が起こりやすい時期です。
『何か変な音がするぞ』という時は
楽器に何か不具合が起きている
可能性があります。
今回はヴァイオリンから変な音がした時に
起きている可能性のある
楽器の不具合についてです。
《楽器からする変な音》というのは、
楽器をひいた時に音と一緒に聞こえる
ノイズのことです。
練習している時に音と一緒に
『ビリビリ』や『ジーー』というノイズが
聞こえたことはありませんか?
すごく大きな音がするわけではないけど、
何だか気になりますよね。
このノイズの発生にはいくつか原因があり、
自分で調整できるものと
できないないものがあります。
まずは自分で調整できる原因から
お話しましょう。
1、アクセサリーや洋服のボタン
意外とよくあることなのですが、
女性の場合は
ネックレスなどが楽器に接触していて、
その振動でノイズが出ることがあります。
また、洋服のボタンやビーズ
ファスナーなども
楽器に接触すると振動してしまい、
ノイズの原因になります。
以前のブログでもお話していますが、
ヴァイオリンを演奏する時は
ネックレスなどの首回りのアクセサリーや
首や肩に硬いものがついている服は
着用しないようにしましょう。
どうしてもその服が着たい時は
楽器に直接硬いものが触れないように
ハンカチなどの布を挟んで
楽器を構えてください。
いつもより厚さが増して
首の感覚が変わってしまうので
私はあまり好きではないのですが、
ノイズを発生させないためには効果的です。
2、アジャスター
何度かお話していますが、
アジャスターを一番下まで巻いた状態で
楽器を構えると、
楽器に接触することがあります。
アジャスターが
楽器に接触したままひいていると、
ノイズが発生するだけでなく
楽器に傷が付いてしまいます。
アジャスターを一番下まで巻き切る前に
ペグで音程を合わせて
アジャスターを緩めましょう!
逆に、アジャスターを緩め過ぎも
ノイズの原因になることもあります。
アジャスターを緩め過ぎて
ネジがグラグラになっしてまうと、
やはりその部分が振動して
ノイズが発生してしまうのです。
アジャスターは巻き過ぎず、緩め過ぎない
ちょうど良い高さになるように
調整しておきましょう!
3、弦のチューブ
主にE線に付いていることが多いのですが、
弦にこんな小さいチューブが付いているのを
見たことはありませんか?
これはチューブは
弦が駒に食い込まないようにするために
付いているので、
チューブは駒に乗せて弦を張ります。
このチューブが駒から外れてしまうと、
振動してノイズを出すことがあるのです。
もし、チューブが駒から外れていたら、
一度弦を緩めて
チューブを駒の上に移動させましょう。
また、駒には弦を乗せる部分に
僅かな溝が付いているのですが
この溝から弦がズレてしまっている時も
ノイズが出ることがあります。
チューブを直しても
まだノイズが聞こえる時は、
弦が駒の正しい位置にちゃんと乗っているか
確認してみましょう。
次回は
自分では調整できないノイズの原因
についてです。
それでは、また🌸
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