こんにちは。
今日も雨ですね。
前回に引き続き、梅雨対策についてです。
しっかり梅雨対策をして、
楽器のコンディションを整えましょう!
3、ペグを調整する
前回もお話しましたが
ヴァイオリンは木でできているので、
湿気に大変弱く、梅雨の時期は
毎日コンディションが変化します。
一番わかりやすい変化が音程です。
湿度が上がると弦が緩んで
音程がどんどん下がってくるので、
何度もチューニングしなくてはいけません。
アジャスターが
一番下まで降りてしまうこともあるので、
楽器に当たっていないか
確認するようにしましょう。
アジャスターについてはこちらの
《弦の張り方②》で説明していますので、
宜しければご覧ください。
アジャスターよりも調整が必要なのが
ペグです。
楽器に空いている穴に
ペグを刺して弦を巻いているのですが、
湿度が上がると木は膨張するので
ペグが回りにくくなります。
『雨が降るとペグが硬くて
チューニングするのがうまくできない!』
なんてことは、ありませんか?
これには湿度が大きく影響しています。
硬くなって回りづらくなってしまったペグを
無理矢理回すと、
折れてしまうこともあるので要注意です!
そうならないために、
ペグを調整しましょう。
まずは、
ペグにコンポジションを塗ってみましょう。
コンポジションはペグの潤滑剤です。
ペグの楽器と接触する部分に塗ると、
回りやすくなります。
楽器屋さんで購入できますので、
ペグが硬くて回らない方は
是非試してみてくださいね。
コンポジションについては、
《チューニング⑦》をご覧ください。
弦の巻き方でも
ペグを調整することができます。
弦を楽器にくっつかないように巻くと
ペグは回りやすくなり、
反対に楽器と隙間なく弦を巻くと
ペグは硬く回りにくくなります。
私は季節によって弦の巻き方を変えて、
いつでも楽にチューニングできるように
しています。
是非、試してみてくださいね!
弦の巻き方の詳細は、こちらの
《ペグの微調整②》をご覧ください。
梅雨の時期は、どうしても音程が狂いやすく
イライラしてしまうこともありますが、
普段から自分で調整していれば
乗り切ることができます。
ペグを調整して、
普段と同じ演奏ができるようにしましょう!
自分で調整するのが難しい時は、
先生や楽器屋さんに相談してくださいね。
それでは、また🌸