オーケストラや室内楽で合奏をしていて、
周りとズレてしまったり
落ちてしまったことはありませんか?
《ズレる》というのは
周りとテンポがズレて合わなくなること、
《落ちる》というのは
自分がどこをひいたら良いのか
わからなくなってしまう状態です。
ズレてもすぐに気付けば良いのですが、
ずっと気付かないで演奏してしまうと
何が何だかわからなくなってしまいます。
そうなると落ちてしまい、
一度落ちてしまうと
演奏に戻れなくなってしまうことも…😱
今回は合奏でズレたり落ちたりしないために
必要なことについてです。
1、カウントする
《カウントする》というのは
テンポに合わせて拍の数を数えることです。
カウントしていない人の演奏は
テンポが不安定なので
聞いたらすぐにわかります。
皆さんも先生に
『ちゃんと数えてる?』
と、聞かれたことはありませんか?
合奏でズレたり落ちたりしないためには
カウントすることが必須です!!
合奏でテンポを合わせる時、
音を聞いてから合わせていたら
遅れてしまいます。
テンポを合わせるためには
周りのテンポを予測して合わせることが
大切です。
予測して合わせると聞くと難しそうですが、
自分がカウントしていれば
実はそんなに難しくありません。
試しにメトロノームに合わせながら
演奏してみましょう。
メトロノームの音を聞きながら
合わせて演奏するのではなく、
メトロノームと一緒にカウントしながら
演奏してみてください。
音を聞いて合わせるだけだと
遅れてしまったり、
追い抜いてしまったりすると思いますが、
自分もカウントをしていれば
ズレることはないはずです。
慣れてきたらメトロノームのテンポを変えて
同じようにカウントしながら
演奏してみましょう。
最初はズレてしまうかもしれませんが、
メトロノームと同じ速さでカウントすれば
すぐに合わせることができるでしょう。
自分のカウントと
相手のテンポがどのくらい違うのかわかれば
すぐに合わせることができるのです。
そして、カウントする時は
四拍子なら『1・2・3・4』
三拍子なら『1・2・3』というように、
必ず拍数を意識しましょう。
曲は今何拍目なのか、
自分は今何拍目を演奏しているのかが
わかっていれば、
落ちる可能性はかなり低くなります。
例えば
『あれ?今は2拍目のはずだけど、
ズレてるかな?』と思ったら、
指揮者を見て確認します。
自分は2拍目だと思っていたけど、
指揮者がもう3拍目を振っていれば
自分は1拍遅れているし、
指揮者がまだ1拍目を振っていたら
自分が1拍速くなっているのがわかります。
どのくらいズレているのかわかった時点で
すぐに修正すれば落ちることはありません。
でも、自分が何拍目を演奏しているのか
わかっていなかったら、
指揮者を見ても
ズレを修正することはできないのです。
まずは演奏しながら
カウントをする習慣をつけましょう。
家で練習している時も曲だけではなく、
音階やエチュードの練習の時から
カウントをするように意識すると、
早く身につきますよ。
メトロノームを使って
たくさん練習してくださいね!
それでは、また🌸