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合奏の基準になる音

こんにちは。

オーケストラや室内楽などの合奏では
自分の好きなように演奏するのではなく、
周りの音に合わせて演奏します。

でも合わせる音が人それぞれ違っていたら
演奏は合いません。

合奏では全員が必ず聴いて合わせる
基準になる音》があります。

今回は合奏の基準になる音についてです。



合奏で全員が聞くべき基準になる音は
《一番低い音》です。

オーケストラなら
コントラバスやティンパニの音、
カルテットやトリオならチェロの音です。
(室内楽でチェロがメロディを演奏する時は
 ヴィオラが一番低い音を演奏するので、
 ヴィオラに合わせます)


合奏をしていると
メロディに合わせたくなりますよね。

実際、曲の雰囲気は
メロディに合わせることが多いのですが、
テンポや音程は一番低い音に合わせます。

カルテットで音程を合わせる場合は
まずチェロが音を出してから、
その音の上にヴィオラ→2ndヴァイオリン→
1stヴァイオリンの順番で音程を合わせます。

これはソロの時も同じで
重音をひく時の音程は低い音から取って、
その音に上の音を合わせていきます。


テンポを合わせる時も
一番低い音のテンポが基準になります。

一番低い音がどんな動きをしているかを
よく聞いて合わせましょう。

基準になる音が遅れてしまうと
他のパートがとてもひきにくいので、
自分が一番低い音を担当する時は、
周りに合わせるのではなく
『自分が引っ張っていく!』
という意識を持って演奏してくださいね。



合奏は他の音に合わせて
演奏しなくてはいけません。

でも合わせる音は
いつも同じ楽器が演奏しているわけではなく
時には自分が基準の音を演奏することも
あります。

その切り替えを素早くするのが大切です。

合奏をする時は
今はどの楽器の音を聞いて合わせるのか、
一番低い音はどんな動きをしているのか、
自分が基準の音を演奏するのはどこか…
と、考えながら演奏してみましょう。

周りとも合わせやすくなりますし、
曲の仕組みも理解できるので
今までよりもっと合奏を楽しめますよ!

それでは、また🌸