こんにちは。
室内楽で演奏する曲を決めたら
楽譜を用意します。
でも、同じ曲が色んな出版社から出ていて
『どれを選んだら良いかわからなーい!』
と、悩むことはありませんか?
ということで、
今回は楽譜の選び方についてです。
室内楽の楽譜を選ぶ時に
まず気を付けてほしいのは、
全員が同じ出版社の楽譜を使うことです。
『同じ曲なら出版社が違っても良くない?』
と思うかもしれませんが、
違う出版社から出ているのものは
中を比べてみるとスラーや強弱の位置など
色々と違うところがあります。
出版社で曲の雰囲気が少し変わるので、
出版社の違う楽譜でひいていると
練習でスラーや音色を合わせるのに
時間がかかってしまいます。
室内楽の楽譜は
必ず全員で出版社を揃えましょう!
また最近は、
ネットで無料で手に入る楽譜もあります。
無料の楽譜は気軽に手に入れられて
ありがたいのですが、
稀に音が間違っていることがあります。
そのため、ずっと無料の楽譜を使うのは
おすすめできません。
特に演奏会など、人前で演奏する時は
使わない方が良いですね。
無料の楽譜は試しにひいてみるのに使って、
『この曲をやる!』と決めたら
ちゃんと楽譜を購入して練習しましょう!
作曲家への敬意を表すためにも
楽譜は買ってほしいと私は思います。
これは室内楽に限らず、
ソロの楽譜も同様ですよ!
では、実際に楽譜を買おうと
楽譜売り場に行って楽譜を見てみると、
同じ曲の楽譜でも出版社によって
値段に差があることに気付くと思います。
ついつい安い方を手にしやすいのですが、
値段だけで楽譜を選ぶのは
あまりおすすめできません。
出版されている楽譜は大きく
原典版と校訂版の2つに分類されます。
原典版の方が高く、
校訂版の方が若干お手頃な値段の楽譜が
多いです。
次回は
《原典版》と《校訂版》の違いについて
お話します。
それでは、また🌸