· 

合奏の上達のためには

こんにちは。

今回は《合奏の上達方法》についてです。



ヴァイオリンを始めて
少しずつひけるようになってくると、
オーケストラに入って合奏に挑戦する方は
多いと思います。

一人での演奏と、大人数での演奏では
また違った楽しさがありますよね。


オーケストラにも慣れてきて
『もっと合奏が上手くなりたいなぁ』
と思ったら、是非挑戦してほしいのが
少人数の室内楽です。

弦楽器の場合は
トリオ(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)や
カルテット
(ヴァイオリン2人・ヴィオラ・チェロ)が
良いでしょう。

人数が多過ぎると
全員で予定を合わせるのが大変ですし、
練習会場を探すのも苦労します。

3〜4人でできるアンサンブルが
長く続けやすいのでおすすめです。



室内楽はオーケストラとは違い
指揮者がいないので、
メンバー全員で
タイミングを合わせる必要があります。

以前のブログ
『オーケストラではパートのトップの
 タイミングに合わせて演奏する』
と、お話しましたが、
室内楽では自分以外のパートに合わせます。

他のパートの音も知っていないと
合わせることはできないので、
実際に全員で合奏する前に
自分以外のパートの勉強も必要です。


音を聴いてから合わせるのでは
遅れてしまうので、
耳だけでなく目も使います。

同じタイミングで呼吸をして、
相手の身体の動きを見て
音を出すタイミングを合わせましょう。


違うパートの音を知って
タイミングを合わせる、ということは
オーケストラでも大変役に立ちます。

自分の音に必死で
指揮者を見るだけで精一杯だったのが、
周りの音を聴きながら
演奏できるようになるので、
室内楽の練習を通してオーケストラの合奏も
自然と上達できるのです。



また室内楽は
同じパートをひく人がいないので
責任を持って
自分のパートを演奏する必要があります。

オーケストラでの演奏は自分の他にも
同じパートを演奏している人がいるので、
誰かに頼ってしまって
苦手な所をそのままにしてしまうことが
ありますよね。

室内楽では同じパートの人がいないので、
ちゃんと自分のパートがひけるまで
しっかり練習しなくてはいけません。


室内楽に挑戦することで、
きっと曲への向き合い方や練習の仕方も
変わるはずです。



ただ自分のパートを演奏するよりも、
自分で色々なことを考えて演奏できる方が
合奏を何倍も楽しめます!!

個人の力を伸ばすためには
オーケストラよりも
小編成の室内楽の方が向いています。

合奏を上達したい方は
小編成の室内楽にも挑戦してみましょう!

それでは、また🌸