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ヴァイオリンとヴィオラの持ち替え

こんにちは。

今回はヴァイオリンとヴィオラの持ち替えに
ついてです。


持ち替えとは
いつもヴァイオリンをひいている人が
ヴィオラをひいたり、
ヴィオラをひいている人が
ヴァイオリンをひくことを指します。


市民オーケストラや学生オーケストラでは
ヴィオラ奏者が足りない時に
ヴァイオリン奏者がヴィオラへ持ち替えを
することがあります。

頻繁に持ち替えをする人は
ヴァイオリンとヴィオラが一つずつ入る
ダブルケースを持っていることもあります!
(ダブルケースが気になる方は 
 検索してみてくださいね、大きいですよ〜)


いつもヴァイオリンを演奏している方が
ヴィオラパートを演奏すると、
オーケストラが今までと全然違って
聴こえるでしょう。

合奏の勉強になるので、
持ち替えの機会があれば
チャレンジしても良いと思います。


でも!
慣れるまでは大変なこともあります。

ヴィオラの楽譜は
ハ音記号で書かれているので、
まずは楽譜に慣れなくてはいけません。

ト音記号とハ音記号を読み間違えると
ものすごい音になってしまうので、
ハ音記号をしっかり勉強しましょう!


そして、音程にも注意が必要です。

ヴィオラはヴァイオリンより大きいので、
左手の指の感覚が広くなります。

いつもと同じように弦を押さえると
音程が合いません。

いきなり曲に挑戦するのではなく、
ヴィオラで音階を練習して
手の感覚を覚えましょう。


すぐに慣れたい方は
40cm以下の小さ目のヴィオラを選ぶと
良いですよ。
小さめのヴィオラとは言っても
ヴァイオリンよりは指の感覚は広いので、
音階は練習してくださいね!!


そして
C線をしっかり鳴らす練習も必要です。

C線は擦るだけでも音はしますが、
ヴィオラらしい深みのある音を出すためには
ヴァイオリンをひく時よりも
右腕の重さをかけなくてはいけません。

C線を鳴らす練習をたくさんして、
良い音が出る右腕の重さを覚えましょう!


ヴァイオリンとヴィオラの持ち替えは
その都度、左手指の感覚と右手の重さを
調整する必要がありますが、
それぞれ役割が違うので
普段とは違う角度から
合奏を勉強することができます。

ヴィオラの動き方がわかると、
ヴァイオリンに戻った時に
ひきやすくなっているのに気付くはずです。


また、一度ヴィオラに持ち替えてみたら、
ヴィオラの方が好きになってしまい
『今はヴィオラを専門でひいています!』
という方もいます。

持ち替えの機会があったら、
一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

それでは、また🌸