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ヴィオラの練習

こんにちは。

今回は
ヴィオラの練習の時に注意してほしいこと
についてです。

特にヴィオラをオーケストラで始めた方に
参考にして頂けると嬉しいです。




前回もお話しましたが、
ヴァイオリンもヴィオラも
レッスンを受けた方が速く上達します。

しかし、ヴィオラは
特に独学で練習している方が
多い印象があります。

それは、
ヴィオラを始めるきっかけの多くが
『オーケストラに入る』だからです。



ヴィオラはソロでも演奏されますが、
やはり演奏される機会が多いのは合奏です。

学生オーケストラや市民オーケストラでは
初心者でも入団できることもあるので、
ヴィオラをオーケストラに入ってから始めた
という方はとても多いんですね。

本当に一人で始めるよりも
オーケストラに入って始めた方が、
音を間違えていても
周りが指摘してくれるので
速く楽譜が読めるようになります。

周りに迷惑をかけないように
練習も一生懸命頑張らないといけないので、
一人で練習しているより
オーケストラに入った方が
速くひけるようにはなるでしょう。

ただ、オーケストラでヴィオラを始めた方は
オーケストラの曲しかひかないので、
基礎があやふやな方が多いのも事実です。


オーケストラでヴィオラを始めた方の
レッスンをする時に、
私が一番にするのは姿勢を正すことです。


ヴァイオリンを習ったことがある方は
わかると思いますが、
レッスンはまず立って楽器を構えることから
始めます。

でも、オーケストラでヴィオラを始めた方は
最初から座って楽器をひくので、
正しい姿勢を知りません。

そのため、立って楽器を構えると、
腰や背中が曲がったり、楽器が下がったりと
しっかりした姿勢で立てない方が多いです。

座って演奏する姿勢は
立った時の姿勢を基本にしているので、
しっかりした姿勢で立てない方は
座っても姿勢が悪くなります。


もし、独学でヴィオラを練習して
オーケストラなどで演奏している方は、
是非立って練習してみてください。

姿勢は音にも大きな影響があります。

足の開き方、楽器の向き、楽器の高さなどを
鏡を見て確認しながら練習しましょう!

しっかりした姿勢でひくだけで
音がかなり良くなりますし、
身体も楽になります。

『そんなこと?』と思うかもしれませんが、
正しい姿勢をキープするのは
なかなか大変ですよ!

特にヴィオラはヴァイオリンより重いので、
姿勢が悪いと疲れやすいです。

まずは立って練習して姿勢を整えてから、
座ってもその姿勢を保てるように
なりましょう!


ヴァイオリンやヴィオラを
立って構える時の姿勢については
以前のブログ《基本の姿勢①》
座って構える時の姿勢については
《基本の姿勢②》を参考にしてくださいね。


良い音を出すためにも
オーケストラで長く演奏するためにも
姿勢はとても大事です。

立って姿勢良く練習しましょう!

それでは、また🌸