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ヴィオラがひける年齢

こんにちは。

前回
ヴィオラは身体が小さくても演奏できる!
というお話をしました。

私は身長149cmですが
ヴィオラを演奏しています。

では、ヴィオラもヴァイオリンと同じように
子供でも習うことができるのでしょうか?


今回はヴィオラを始められる年齢について
お話します。


以前のブログでもお話しましたが、
ヴァイオリンは3〜4歳から習い始める
ことができます。

ヴァイオリンには
分数楽器と呼ばれる子供用の楽器があるので
子供の身長に合うサイズの楽器を選んで
小さい頃から習うことができるのです。

詳しくは
《ヴァイオリンを始める年齢》
《子供用の楽器について》
をご覧ください。



では、ヴィオラはどうでしょうか?

残念ながら
ヴィオラには分数楽器がありません。

そのため、ヴィオラがひけるのは
ヴァイオリンのフルサイズの楽器が
持てるようになってから。

ヴァイオリンの大人の楽器が
難なくひける身長なら、
ヴィオラをひくことができるのです。


身体が大きくなってからしかひけないので、
ヴィオラはヴァイオリンのように
子供の頃から習っているという人は
あまりいません。

早くても中学生か高校生で、
ほとんどの方が大人になってから始めます。



では、ヴィオラなら
大人から始めてもプロになれるのか?
と言われれば、それは違います。

プロとしてヴィオラを演奏している方々は
子供の頃からヴァイオリンを習っていて、
途中でヴィオラを選んでいるのです。

私も4歳からヴァイオリンを始めて、
大学からヴィオラをひくことを選びました。

ヴァイオリンとヴィオラは 
楽譜の読み方や
張ってある弦の音の高さが違いますが、
ひき方の基礎はほとんど同じです。

本当に初めて弦楽器に触る方と
ずっとヴァイオリンを習っていた方が
同時期にヴィオラを始めたとしても
最初から大きな差がついています。

やはりプロになるには
子供の頃からヴァイオリンをひいている
ということが、とても大切なんですね。



でも、学生オーケストラや
市民オーケストラのヴィオラの場合は、
大人になってから始める方がほとんどなので
スタートがほとんど同じです。

ヴァイオリンは
子供の頃から習っている方が多いですが、
ヴィオラは経験者が少ないので
レッスンもオーケストラも
周りを気にせず始めやすい楽器なんですよ。

『今更始めても遅いから諦めよう…』
なんて思わずに、
どんどんチャレンジしてみましょう!

それでは、また🌸