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ヴィオラがひける身長

こんにちは。

ヴィオラはヴァイオリンと同じ形ですが、
大きさが違います。

ヴィオラの方がヴァイオリンより
一回り大きいのです。

ヴィオラは楽器が大きい分、
ヴァイオリンより
低く深みのある音を出すことのできますが
『ヴァイオリンより一回り大きいってことは
 身体も大きくないと演奏できないの?』
と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。


というわけで、今回のテーマは
『身長が低くてもヴィオラはひけるのか?』
です。




いきなり結論から申し上げますと、
身体が小さくてもヴィオラはひけます!

私はカルテットを組んでいて
ヴィオラをひいていますが、
メンバー4人の中で一番背が低いです。

メンバーの中では一番小さい、というより、
私の身長は149cmなので、
女性の平均身長よりもだいぶ小さいのです。

それでも
もう20年以上ヴィオラを演奏しています。


ヴィオラはヴァイオリンと違い、
楽器によってサイズが変わります。

本体の部分の大きさが
約38cmのものから約45cmのものまでと
かなり幅があるのです。

40〜41cmくらいの楽器が
よく演奏されているサイズですが、
小柄な方でも40cm以下のヴィオラを選べば
問題なくひくことができます。


でも、だからと言って
小柄な方は小さいヴィオラしかひけない
というわけでもなく、
私は約40.5cmのヴィオラをひいています。

私は背は低いのですが、
手がそれなりに大きくて
腕も身長の割に長いので41cmの楽器までは
演奏することができます。

人の身体は
大きさもパーツのバランスも違うので、
もし『ヴィオラをひいてみたいな』
と思っている方は、
是非色々なヴィオラを試奏してください!

私のように小柄でも
意外とサイズの大きいヴィオラでも
ひけることがあるのです。


ヴィオラは
サイズによっても音が変わるので、
ヴィオラを選ぶ時は
どんな音を出したいのかよく考えましょう。

確かに大きな楽器の方が
深くて大きな音が出ることが多いのですが、
無理をして
自分の身体に合わない大きな楽器を選ぶと
そのうち身体を痛めてしまいます。

小さな楽器でも年代や作られた国によって
音がそれぞれ違います。

色々な楽器をひき比べて
自分の身体に合ったサイズで
好きな音の出せる楽器を選んでください。





『やっぱり身体の大きな人がひく
 ヴィオラの音は深みがあって良いね〜』
なんて言われても、
気にしなくて良いと思っています。

それはヴィオラに限らず
どの楽器でも言われていることです。
ピアニストもヴァイオリニストも
『やっぱり骨がしっかりしている男性の方が
 音に迫力があるね!』 
なんて言われることがあるのですから。


大事なのは
『自分がどんな音を出したいのか』です。

ヴィオラに興味のある方は
身体の大きさは気にせずに、
どんどんチャレンジしてほしいと思います。

それでは、また🌸