こんにちは。
今回はオーケストラの楽譜についてです。
オーケストラの楽譜には
格段の左側に小節数や、
小節の上にアルファベットや数字が
書いてあります。
今回はオーケストラの楽譜についてです。
オーケストラの楽譜には
格段の左側に小節数や、
小節の上にアルファベットや数字が
書いてあります。
ソロの楽譜では
あまり見ることはありませんよね。
格段の左側の数字は『小節番号』、
小節の上のアルファベットや数字は
『練習番号』と呼びます。
これはオーケストラの練習の時に
楽譜のどこを演奏するかを
わかりやすくするために書かれていて、
例えば
『125小節目からもう一度!』とか
『Bの5小節目はもう少し音を大きく』
という風に使われます。
全員が同じ楽譜を見ていれば
『3段目の3小節目から』で通じますが、
各パートがそれぞれ違うことを演奏する
オーケストラでは
それではどの小節ことかわからないので、
必ず小節番号や練習番号が
書かれているのです。
練習番号は他にも『リハーサル番号』や
ドイツ語で文字という意味の
『buchstabe』(ブーフシュターベ)とも
呼ばれます。
アルファベットが『Z』までいっても
まだ曲が続く場合は、
『Aa』もしくは『AA』というように
もう一度Aに戻って数が増えていきます。
そのため、オペラなどの大曲の練習記号は
アルファベットより数字がよく使われます。
練習番号がアルファベットの時に、
オーケストラの練習で
指揮者が指示を出しても伝わりづらい
ものがあります。
それは
『B』と『D』、
そして
『L』と『M』と『N』です。
発音が似ているので聞き取りづらいのです。
そのため、指揮者は
『ベートーヴェンのBの5小節目から』
といったように
そのアルファベットが頭文字の言葉を使って
わかりやすく伝えるのが通常です。
よく使われるのが
作曲者の名前と地名です。
『B』ベートーヴェン・ブラームス
『D』ドヴォルザーク
『L』ロンドン
『M』モーツァルト
『N』ナポリ
などがよく使われます。
この5つのアルファベット以外でも
頭文字になっている言葉を
使うこともあります。
『A』アメリカ
『E』エルガー
『H』ハイドン …などなど。
野球が好きな指揮者の場合、
『D』ドラゴンズ
『G』ジャイアンツ
なんてこともあります。
オーケストラに伝われば
どんな言葉でも良いのです。
『D』ドラえもん
という指揮者もいましたよ(笑)
わかりやすく伝えてもらっても
楽譜上で練習番号を探すのは
慣れるまでは結構時間がかかります。
モタモタして
自分だけ出遅れてしまわないように、
普段の練習の時から練習番号の位置を
気にしておいてください。
指揮者が指示をしたら、
その場所をパッと見つけて
すぐに演奏できるようにしましょう!
それでは、また🌸