こんにちは。
前々回お話しましたが、
オーケストラの弦楽器奏者は人数が多いので
各パートにはトップ(首席)と呼ばれる
リーダーがいます。
後ろに座っている奏者は
トップに合わせて演奏するのですが、
トップはただ堂々と演奏していれば良い
という訳ではありません!
今回はオーケストラの
各パートのトップの役割についてです。
まずトップは
ソロの役割を果たすことがあります。
楽譜には時々《solo》という
書き込みがあります。
オーケストラでは基本的に
各パートの全員で同じ演奏をしますが、
《solo》と記された部分は
1人で演奏します。
この《solo》の部分を演奏をするのは
トップの役割です。
今まで全員で演奏していたのに
急に1人で演奏するのですから、
慣れていないと緊張するかもしれませんね。
さらにトップには
自分のパートのボウイングを考える
という役割もあります。
これも前々回の《合奏(オーケストラ②)》で
お話しましたが、
指揮者が変わると音楽も変わります。
トップは
指揮者の表現したい音楽を汲み取って、
それに相応しいボウイングを考えるのです。
オーケストラを見るとわかると思いますが、
各パートの奏者は全員ボウイングが揃って
いますよね?
オーケストラでは
ボウイングを揃えて演奏するので、
トップがボウイングを変えたら
後ろの奏者も全員楽譜のボウイングを
書き直します。
前回もお話しましたが、
オーケストラでは
2人1組で譜面台を使います。
家で練習している時よりも
楽譜が遠くて見にくくなるのですが、
書き込みが薄かったり
照明で反射してしまうと
ますます見にくくなってしまいます。
楽譜の書き込みには
必ず、2B以上の濃い鉛筆を使いましょう!
オーケストラの練習の時は
鉛筆と消しゴムは必須です。
以前のブログ《鉛筆》でもお話していますが
楽譜に書き込む時は必ず鉛筆を使います。
ボールペンなどの消せないものは
絶対に使用禁止です!!
シャープペンシルも跡が残りやすいので
使わない方が良いですね。
少し脱線してしまいましたが、
トップはなかなか大変なポジションです。
トップに合わせらるように、
できるだけトップの動きを意識しながら
演奏するようにしましょう。
もし、自分がトップを任された時は、
パート全体のことを考えて
後ろの奏者がわかりやすいように
演奏しましょう!
それでは、また🌸