ヴァイオリンは
自分で音程を合わせる楽器です。
ヴァイオリンの音を合わせることを
チューニング(調弦)と言います。
オーケストラが演奏の前に
全員でチューニングしているのを
見たことはありませんか?
あのチューニングが自分でできたら
なんだかかっこいいですよね。
ということで今回は
チューニングの仕方についてのまとめです。
チューニングの時に動かす場所は
2箇所あります。
アジャスターとペグです。
アジャスター
ペグ
アジャスターは音程の微調整、
ペグは音程を大きく変える時に使います。
アジャスターは基本的にE線のみに
ついていることが多いのですが、
ペグよりも扱いやすいので
全ての弦にアジャスターがついている楽器も
あります。
アジャスターでのチューニングについては
《チューニング③》
をご覧ください。
ペグでチューニングする場合は
注意点が2つあります。
1つは勢いよくペグを回さないことです。
勢いよくペグを回すと、
弦が切れてしまうことがあります。
ペグは音程を確かめながら、
慎重に動かしましょう!
もう1つは
内側に押し込みながら回すことです。
内側にペグを押し込まないと
ペグが緩みやすくなります。
空いている指で楽器を支えて、
ペグを内側に押し込みながら回しましょう。
ペグでのチューニングの仕方は
《チューニング④》
をご覧ください。
では、早速チューニングしてみましょう。
ヴァイオリンのチューニングは
まずA線の音程を合わせます。
A線を合わせたら、
次はA線の音程にD線を合わせ、
D線の音程にG線の音程を合わせ、
最後にA線の音程にE線の音程を合わせる
というように、
2本の弦を同時に鳴らして
チューニングをします。
2本の弦を同時に鳴らすのは難しいので
練習が必要です。
2本の弦をロングトーンでひく
練習をしましょう!
詳しくはこちらの
《チューニング⑤》
をご覧ください。
2本の弦の音程をよく聴きながら
音程を合わせましょう。
ヴァイオリンを始めたばかりの方や
『2本の弦を同時に鳴らしたり
音程を判別するのは、まだ無理!』
という方はチューナーを使いましょう。
チューナーで弦1本ずつの音程を確認し、
1本ずつ丁寧に音程を合わせてください。
チューナーを使ってのチューニングは
こちらの
《チューニング②》
を参考にしてください。
チューニングは慣れるまでは大変ですが、
練習すれば必ずできるようになります。
自分で音程を合わせられると
普段の演奏の音程も良くなりますよ!
焦らずにゆっくり丁寧に
チューニングの練習をしてくださいね。
それでは、また🌸