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強弱のつけ方⑤

こんにちは。

前回までに

1、弦にかける弓の圧力を変える
2、弓の使う場所を変える
3、弓を置く弦の場所を変える
4、弓の毛の量を変える

強弱をつけるための右手の4つのテクニック
についてお話してきました。

『試してみたけど、上手くいかない!』
という方は
右手に力が入っている可能性があります。


強弱をつけるためのこの4つのテクニックは
右手に力が入り過ぎていると
上手く使えません。

『上手くできない』と思ったら、
自分の右手の形を確認してみましょう。

特に大人の生徒さんが力が入り易い指は
小指です。

小指がピンと伸びてしまっている場合は
力が入り過ぎています。

この状態では
弓を自由に動かせないので、
小指は力を抜いて曲げましょう。



横から見るとこんな感じです。

小指の力が抜けている状態

小指に力が入って伸びきっている状態


小指が伸びきってしまうと、
手首にも力が入って硬くなってしまいます。

指と手首に力が入って固まった状態では
圧力をかけることも、弓先を使うことも、
弓を寝かせて毛の量を減らすことも
難しいです。

 

『力を入れているつもりはないけど

 小指がどうしても伸びてしまう!』

という方は

小指の付け根の関節を意識してみましょう。

 

実はこの関節が一番力が入りやすい所です。

 

一度弓を離して、

この関節から指を動かして力を抜いてから

改めて弓を持ってみましょう。

 

この動作を繰り返すと

少しずつ小指の力が抜けていきますよ。

 

 

 

強弱や音色を変えるためには
右手の指と手首の関節は

必要以上の力を入れてはいけません。


必要な時に自由に動かせるような状態で
弓を持つようにしましょう!

それでは、また🌸