こんにちは。
前回もお話しましたが、
強弱記号が付いている時は
しっかり音量の差をつけることが大切です。
強弱を付けるのは右手です。
弓の使い方を工夫することで
今までより大きい音も小さい音も
出せるようになります。
今回は強弱をつける右手のテクニックを
いくつかご紹介します。
1、弦にかける弓の圧力を変える
これが強弱を付けるためには
一番簡単な方法です。
大きな音をひく時は圧力をかけ、
小さい音を出す時は圧力を弱めます。
でも、圧力を強くし過ぎると音が
割れてしまいますし、
弱くし過ぎると鳴りません。
良い音の鳴るちょうど良い圧力を
何度も練習して覚えましょう!
2、弓の使う場所を変える
圧力を変えるだけでは
つけられる強弱には限界があります。
もっと大きな音や小さな音を出したい時には
弓の使う位置を変えましょう。
弓は元が一番重く、
先に行くにしたがって軽くなります。
そのため、
大きく太い音を出したい時は弓の元、
小さく軽やかな音を出したい時は
弓の先を使うと、
もっと強弱の差をつけることができます。
弓は真ん中が一番ひきやすいので、
どうしてもひく場所は
真ん中に集中しやすくなりますが、
弓の色んな場所を使えると
強弱だけでなく
音の表情も変えることができますよ。
試しに同じフレーズを
弓の元と弓の先のそれぞれで
ひいてみてください。
同じフレーズなのに
印象が全く違うと思います。
是非、弓の元も弓の先も自由に使えるように
練習してみてください。
最初は難しいと思いますが、
いつも練習している音階を
弓の元や先だけでひく練習をすると
少しずつ弓の色んな場所が
使えるようになりますので、
焦らずに繰り返し練習しましょう。
次回も強弱のつけ方についてです。
それでは、また🌸