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アウフタクト④

こんにちは。

前回、アウフタクトは弱拍という
お話をしました。


しかし!
アウフタクトは弱拍ですが、
何も考えずにひいて良いわけでは
ありません!

ということで今回は、
アウフタクトのひき方をについて
少し掘り下げてみたいと思います。


アウフタクトを上手にひくために重要なのは
次の1拍目です。

『1拍目をどうひきたいか』
これによってアウフタクトは変わります。


一度手を叩いて音を出してみましょう。

大きな音を出そうとしたら
手と手は離れたところから思い切り当てて、
小さな音にしたかったら
手の間隔は拡げずにそっと当てますよね?

出したい音や音量によって
その前の動きが変化します。


これは
アウフタクトと1拍目の関係も一緒です。

手と手がぶつかって音が出る瞬間が1拍目、
手がぶつかる前の動きがアウフタクトと
考えてみましょう。


1拍目を強く大きくひきたかったら
アウフタクトも大きな音に向かう音になり、
逆に1拍目を小さくひきたかったら
アウフタクトも小さくなります。

1拍目で使いたい弓の場所も決まるので
アウフタクトで
どのくらいの弓の幅を使うのかも
自然と決まりますよね。


このように
アウフタクトから音楽を作るのではなく、
まずは1拍目をどうひくのかを考えてから
アウフタクトのひき方を考える方が
自然な音楽になります。

また、この考え方ができると
必ず1拍目には意識が向くので、
強拍と弱拍がズレることもありません。


アウフタクトの曲は
まずは1拍目の音をどうひきたいのかを
よく考えましょう!



音楽をいつも頭から作るのではなく、
時々逆算ができると
実は音楽性が豊かになるのです。

次回は『音楽の逆算』についてお話します。

それでは、また🌸