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地震対策

こんにちは。

今回は
ヴァイオリンの地震対策についてです。


日本は地震の多い国です。

先日も大きな地震があったばかりで、
どこに住んでいれば安心、
ということはありませんね。


ヴァイオリンは衝撃に弱い楽器なので、
普段の保管の仕方が
地震の時の明暗を分けます。

普段から楽器の置き場所には気を付けて、
地震に備えておきましょう。



以前のブログでもお話していますが、
楽器を立てて保管するのはやめましょう。

角ケースは立てることができますが、
ふとした瞬間に倒れる危険があります。

三角ケースも楽器型のケースも
壁に寄り掛からせて置けば立てられますが、
非常に不安定です。


『楽器ケースを倒してしまって、
 慌てて中を確認したけど何ともなかった』
と、いうことがあるかもしれませんが、
楽器の表面は何ともなくても、
表面からは見えない楽器の内部が
ダメージを受けている可能性が高いです。

楽器の内部のダメージは
楽器屋さんでしか治せません。

倒れることがないように
必ず楽器は寝かせて保管して下さい!

どうしても立てなければ保管できない場合は
周りに物を置いて支えるなど、
絶対に倒れないようにしましょう!


寝かせて保管する場合も
気を付けてほしいことがあります。

それは、物が落ちてきそうな所には
楽器を保管しないこと
です。


地震の時は棚などに置いていた物が
落下することもありますよね。

実は楽器ケースの蓋の部分は薄いので、
衝撃が加わると壊れる可能性があります。
こう見ると
蓋にも厚みがあるように見えますが

実際に内側と外側を同時に触ってみると
かなり薄いことがわかります。

そのため、蓋の上から衝撃が加わるのは
とても危険なのです。


また、ほとんどの楽器ケースは
蓋の裏にを収納するようになっています。

万が一、蓋は壊れなかったとしても、
弓が折れてしまう可能性があるのです。

地震の時に物が落ちてきそうな場所には
楽器を保管しないように気を付けましょう。



とは言え、何もない部屋に楽器を保管する
と言うのは難しいですよね。

そんな時は楽器ケースを
この状態にして置きましょう。

楽器ケースの側面は
蓋の部分よりは衝撃に強い部分です。

もちろん重たい家具が倒れてきてしまったら
壊れてしまいますが、
蓋の上に物が落ちるよりは
楽器のダメージを少なくできます。

どうしても物が落下する可能性がある所に
楽器を保管しなくてはいけない時は、
この状態で保管しましょう。


地震はいつ起こるかわかりません。

普段から楽器の保管の仕方には
気を付けましょう!

それでは、また🌸