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時代別おすすめの楽曲②

こんにちは。

今回も音楽史に沿っておすすめの
ヴァイオリン・ヴィオラの曲を紹介します。



《古典派時代》

古典派時代になると楽器の発達もあり、
器楽曲は今まで以上に作曲されるように
なりました。

無伴奏だけではなく、伴奏付きの協奏曲
たくさん作曲されています。


古典派時代のおすすめは
やはりモーツァルトとベートーヴェンです。

モーツァルトはヴァイオリン協奏曲を5曲
作曲していますが、
特に第3番、第4番、第5番は
演奏される機会の多い楽曲です。
(第3番の参考動画第4番の参考動画
 第5番の参考動画はこちら)

第5番は『トルコ風』の愛称で
親しまれており、
第3楽章が特徴的で非常に有名です。

モーツァルトは
ヴァイオリン協奏曲第1番から第5番までを
1年で作曲しています。
しかも、この時モーツァルトは弱冠19歳!!
モーツァルトはやはり天才ですね。


ベートーヴェンはヴァイオリン協奏曲を
1曲だけ完成させています。

それが
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61です。

演奏時間が約48分という
かなりの長さの楽曲ですが、
『三大ヴァイオリン協奏曲』に数えられる
名曲です。(参考動画)


ベートーヴェンはヴァイオリンソナタ
作曲しています。

全部で10曲あるヴァイオリンソナタの中で
一番有名なものは第5番です。

特に第1楽章は聴いたことがある方も
多いでしょう。

ヴァイオリンソナタ第5番は
『春』の愛称で親しまれています。
(参考動画)
これはベートーヴェンが30歳頃、
耳がかなり聞こえづらくなっていた頃の
作品です。

耳の病気について、一度は遺書を書くほど
悩んだと言われていますが、
耳が全く聴こえなくなっても
ベートーヴェンは交響曲や器楽曲の
名曲をたくさん生み出しました。

『楽聖』と呼ばれるのも頷けますね。


古典派時代のヴィオラのおすすめの曲は
フンメル(1778〜1837)の
ヴィオラと管弦楽のための幻想曲です。

フンメルは
今ではあまり知名度が高くはありませんが、
当時はベートーヴェンと並んで人気のある
作曲家でした。

モーツァルトの弟子で、ベートーヴェンとは
友人関係にあったようです。

古典派時代ではまだ独奏楽器としての
需要が少なかったヴィオラのための作品を
書いていて、
その中でも一番演奏されるのが
『ヴィオラと管弦楽のための幻想曲』です。

テンポの違う3曲で構成されていて
3曲を休みなく続けて演奏します。
(参考動画)

ヴィオラとオーケストラの掛け合いが
楽しい楽曲です。

是非聴いてみてくださいね!



次回はロマン派のおすすめの曲です。

それでは、また🌸