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時代別おすすめの楽曲①

こんにちは。

前回までルネサンスから近現代までの
大まかな流れを説明しました。

私の教室は
ヴァイオリン・ヴィオラ教室なので、
音楽史に沿ってヴァイオリン・ヴィオラの
おすすめの曲を紹介しようと思います!

なるべくスタンダードなものを紹介しますが
私の好みもかなり入っています。
ご了承ください。



《ルネサンス時代》

ルネサンス時代
あまり器楽の曲がありません。

ヴァイオリンが独奏楽器として
注目されたのはバロック時代からで、
ルネサンス時代の器楽曲は
リュートやヴィオラ・ダ・ガンバなどが
中心でした。

ご興味のある方は調べてみてくださいね。


《バロック時代》

バロック時代のおすすめのヴァイオリン曲は
バッハの『無伴奏のヴァイオリンのための
ソナタとパルティータ』
です。

この曲は3つのソナタと
3つのパルティータで構成されています。
(パルティータとは
器楽独奏曲の『変奏曲』という意味です)

ソナタは各4楽章
パルティータは
第1番が4曲、第2番が5曲、第3番は7曲
で構成されているので
全部ひくのはなかなか大変ですが、
すべて名曲です。

特に有名なのは
パルティータ3番のガヴォットです。
(参考動画はこちら)


ヴァイオリンの独奏曲ではありませんが、
ヴィヴァルディの四季も
ヴァイオリンソロの美しい名曲です。

『春』が一番有名ですが、
『夏』『秋』『冬』も
それぞれの季節を描いた素晴らしい曲なので
是非、全曲聴いてみてくださいね。
(参考動画はこちら)

『冬』の2楽章は日本語の歌詞を付けて
NHKのみんなのうたで『白い道』として
放送されました。
そちらをご存知の方も
いらっしゃるかもしれませんね。


ヴィヴァルディの四季は第二次世界大戦後に
イタリアのイ・ムジチ合奏団が演奏し、
人気に火がつきました。

日本でクラシック音楽初の
ミリオンセラーになった曲なんですよ!



ヴィオラは独奏楽器として注目されるのは
まだまだ先なので、バロック時代には
ヴィオラのオリジナルの独奏曲は
残念ながらありません。

ただ、バッハの無伴奏チェロ組曲
後にヴィオラ用にも編曲されており、
ヴィオラ奏者の大切なレパートリーの1つに
なっています。

無伴奏チェロ組曲は
舞曲で構成された組曲で
第1番から第6番まであります。

有名な曲は第1番のプレリュードと
第3番のブーレです。
(第1番のプレリュードの参考動画
 第3番のブーレの参考動画はこちら)




次回は古典派時代の音楽のおすすめの
ヴァイオリン・ヴィオラの曲です。

それでは、また🌸