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シンフォニー

こんにちは。

今回はシンフォニーについてです。



《シンフォニー》(Symphony)

シンフォニーは
『管弦楽によって演奏される
 多楽章からなる大規模な楽曲』です。

コンチェルトとソナタは
独奏楽器のための楽曲でしたが、
シンフォニーは
オーケストラのための楽曲です。


Symphonyは英語で
ドイツ語ではSinfonie
イタリア語ではSinfoniaとなります。

語源はギリシャ語の
syn(一緒に)phone(音・響き)を合わせたもの
と言われています。


日本では《交響曲》と訳されます。

シンフォニーを交響曲と訳したのは
『舞姫』で有名な文豪の森鴎外です。

交響曲という言葉はなんだか格好良いですし
しっかり定着しているわけですから、 
さすが文豪!と、感心してしまいます。


16世紀のイタリアでは
オペラの序曲がシンフォニアと
呼ばれていました。

17世紀に作曲家のサンマルティーニが
序曲をいくつかの楽章を持つ曲として
独立させて作曲し演奏したことで、
シンフォニアはオーケストラのための曲
という意味を持つようになります。

そして18世紀、シンフォニアは
『交響曲の父』と呼ばれるハイドンや
モーツァルトによって、
多楽章で構成されるオーケストラの楽曲の
シンフォニーに発展します。
(ハイドンは生涯で
100曲以上のシンフォニーを作曲しました)


シンフォニーは基本的に 
4つの楽章で構成されていて、
長い曲は1曲で1時間を超えるものも
あります。

ベートーヴェンの交響曲第九番は
(第九として有名で年末によく演奏されます)
70分以上の大曲で、
この第九が収録できるように
以前のCDは最大収録時間が74分だったと
言われています。

『長くて聴くのが大変😵‍💫!』
と思うかもしれませんが、
演奏する方も実は大変です😅

演奏者としては
気負わずに感じたままに楽しんでもらえたら
嬉しいなぁと、思っています。

クラシック音楽と聞くと堅苦しいですが、
その当時の流行の音楽です。

愛を表現したものもあれば、
世相を斬るようなものもあります。

シンフォニーを聴く前に
作曲家やその当時の様子を調べておくと
楽しく聴けますよ!


シンフォニーを演奏する時の注意点は…
一回ではとても書き切れないので、
またいつか別の機会に
じっくり書きたいと思います。

それでは、また🌸