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舞曲(ポルカ)

こんにちは。

今回はオーケストラで良く演奏される
舞曲についてです。


4、ポルカ(Polka)

19世紀にチェコで生まれた舞曲です。

テンポの速い四分の二拍子で、
弾むようにステップを踏みながら踊ります。

名前はチェコ語のpolska(ポーランド娘)に
由来していると言われています。

軽快で楽しいポルカは大流行し、
宮廷でも
ワルツと並ぶ人気の舞曲となりました。


現代でもポルカはワルツと共に
ニューイヤーコンサートなどで
頻繁に演奏されています。


ワルツで有名なシュトラウス2世は
ポルカを160曲以上作曲しています。

『アンネン・ポルカ』
『トリッチ・トラッチ・ポルカ』
などが有名です。


基本的にポルカは2拍子の舞曲ですが、
実は3拍子のポルカもあります。

これはポルカ・マズルカと呼ばれています。


マズルカとはポーランド発祥の舞曲です。

ワルツやメヌエットと同じ3拍子ですが、
1拍目ではなく
2拍目か3拍目を強く演奏します。


このマズルカの性格を併せ持つのが
ポルカ・マズルカです。


みなさん、
《踊ろう楽しいポーレチケ》という歌を
ご存知ですか?

この曲はポーランド民謡で
日本語訳されてNHKの『みんなの歌』で
紹介されました。

『ポルカは知らなかったけど
 ポーレチケは知ってる!』
という方もいらっしゃるかもしれませんね。

ポーレチケ(Poleczke)とはポーランド語で
『ちょっとしたポルカ』という意味です。

《踊ろう楽しいポーレチケ》は3拍子なので
ポルカ・マズルカです。


知らないと思っていても
音楽は意外と身近なところにありますね。



ポルカを演奏する時は
とにかく軽やかに、楽しく!

重たくならないように気を付けてください。

また、繰り返しがあることが多いので
どのように曲が進行するのかを
しっかり把握しておきましょう。


庶民から貴族まで楽しんだポルカ。
現代の私達も楽しく軽快に演奏しましょう!

それでは、また🌸