こんにちは。
今回は舞曲の中でも民族色の豊かな2曲を
ご紹介します。
今回は舞曲の中でも民族色の豊かな2曲を
ご紹介します。
5、ボレロ(bolero)
18世紀末にスペインで発祥した舞曲です。
中庸な速さの四分の三拍子で、
踊り手がカスタネットを鳴らしながら
タンバリンとギターを伴奏に踊ります。
今まで紹介してきた宮廷の舞曲とは
雰囲気が違いますね。
18世紀末にスペインで発祥した舞曲です。
中庸な速さの四分の三拍子で、
踊り手がカスタネットを鳴らしながら
タンバリンとギターを伴奏に踊ります。
今まで紹介してきた宮廷の舞曲とは
雰囲気が違いますね。
ボレロと言えば、ラヴェルのボレロです。
『ボレロ』と検索すると
『ラヴェルのボレロ』と出てくるくらい
有名な一曲です。
ラヴェルが1928年に作曲したバレエ曲で
冒頭から最後のニ小節前まで
ボレロの独特のリズムが繰り返されます。
たった2つの旋律が様々な楽器で繰り返され
最後に華々しいフィナーレを迎えます。
オーケストラやバレエはもちろん、
現代ではフィギュアスケートでも
大変人気のある舞曲ですね。
6、チャルダッシュ(csárdás)
ハンガリーの民族舞踊で
ジプシー(ロマ)の楽団によって
19世紀にヨーロッパに広がりました。
チャルダッシュは大流行し、
あまりの人気にウィーンの宮廷では
チャルダッシュ禁止の法律が
公布されるほどだったと言われています。
名前はハンガリー語の
csárdá(酒場)に由来しています。
日本ではチャールダーシュとも言われます。
四分の二拍子の舞曲で、
緩やかな《ラッセン》という部分と
テンポの速い《フリスカ》という部分の
二部構成になっているのが特徴です。
フリスカではシンコペーションという
リズムが使われています。
シンコペーションとは
小節の強拍と弱拍がずれたように
聴こえるリズムです。
(シンコペーションはまた後日説明します)
ヴァイオリンでチャルダッシュと言えば
モンティのチャルダッシュでしょう。
元々はマンドリンの曲でしたが
様々な楽器のために編曲され、
今ではヴァイオリンのものが一番有名です。
チャルダッシュは大変盛り上がる曲で
演奏会のアンコールなどで演奏されます。
ヴァイオリンをひくなら
一度は演奏してみたい一曲ですね。
舞曲は成り立ちやリズムを知っていれば
演奏しやすくなります。
練習を始める前に
どんな舞曲か一度調べてみてくださいね。
それでは、また🌸
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