こんにちは。
スラーの練習の第3回です。
スラーの練習の第3回です。
皆さんはオーケストラが演奏しているのを
観たことがありますか?
見たことがない方は
YouTubeでも良いので一度観て下さい。
弦楽器は同じパートの全員が
同じ方向に弓を動かしています。
全員同じボウイングで演奏しているのです。
見た目が揃う、という理由もありますが、
1番の理由は音楽を揃えるためです。
弦楽器のスラーは『同じ弓の中でひく』
という意味もありますが、
スラーの元々の意味は
『音と音を繋げて滑らかにひく』です。
スラーは音楽の表現の1つなんです。
オーケストラで
一人一人が違うスラーを付けていたら
音楽は揃いません。
全員で1つの音楽を作り上げるために
オーケストラは全員同じボウイングを付けて
演奏しているのです。
同じ曲でも指揮者が変われば
求められる音楽も変わるので、
『前にひいた時とボウイングが全く違う!』
なんてことはよくあります。
どんなボウイングが付いていても対応できる
ようにしておくと、
オーケストラの演奏に役立ちますよ!
ボウイングの練習のために
私が使っている教材は
SEVCIK(セヴシック) Op.1 Part1の11番です。
左がヴィオラ版、右がヴァイオリン版です。
11番の楽譜はこんな風になっています。
11番の楽譜はこんな風になっています。
『あれ?スラーは??』
と、思うかもしれませんが、ご心配なく!
なんと64通りものスラーのバリエーションが
この下に書いてあります!!
この64通りのスラーを練習していると
ボウイングへの対応が速くなります。
曲の練習の途中でボウイングが変わっても
ひけるようになりますよ。
もちろん生徒さんに指導もしていますが、
私自身もウォーミングアップで
この中のいくつかのスラーを
毎回練習しています。
ボウイングの練習だけでなく、
基本的な音階も色々と載っている教本です。
ヴァイオリンの基礎をしっかり学びたい方、
アマチュアや学生のオーケストラで
演奏している方にもオススメの一冊です!
気になる方は是非一度楽譜を見て下さいね。
それでは、また🌸
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