こんにちは。
今回は
移弦をするスラーの練習についてです。
移弦をする時は先に肘を上下に動かします。
スラーの中で移弦をすると
肘が上下に動く前に弓が横に進んでしまい、
思った所で音が変わらないことがあります。
(詳しくは移弦⑤をご覧下さい)
移弦をしても弓が上手く配分できるように
しっかり肘を上下に動かしましょう!
次の音がどの弦の音なのか
しっかり理解した上でひかないと
スラーの中で移弦するのは難しいです。
音を出してから間違えたことに気付く
という練習をたくさんしてしまうと、
間違えたひき方を身体が覚えてしまいます。
『スラーが上手くできないな』
と思ったら、一度よく楽譜を見て
スラーの中に移弦があるかどうかを
確認してから練習しましょう!
さらにここに難しい左手が加わると
ますます肘を上下に動かすのが遅れてしまう
ことがあるので注意が必要です。
前回も見たこの音階の下りの部分は
特に注意が必要です。
音を4つずつに区切ると、指番号は
『E線の1・A線の4・3・2』
『A線の1・D線の4・3・2』
『D線の1・G線の4・3・2』です。
スラーの中で移弦をしていますが、
移弦した音を押さえる左手の指が4ですね。
『E線の1・A線の4・3・2』
『A線の1・D線の4・3・2』
『D線の1・G線の4・3・2』です。
スラーの中で移弦をしていますが、
移弦した音を押さえる左手の指が4ですね。
4の指を押さえる時って緊張しませんか?
特にヴァイオリンを始めて間もない方は
4の指が来ると『難しい!大変!』と
思って身体が硬くなる方が多いです。
実際に4の指は他の指より難しい指です。
でも、そう思い過ぎると、
他のことまで気が回らなくなって
右手の移弦が遅れてしまうのです。
左手と右手は一緒に移弦します。
『左手はしっかり押さえているのに
音がキレイに鳴らない!』
という方は、
右手の移弦ができていないことが多いです。
スラーの中の移弦は
特に失敗が目立ちやすいので、
左手だけに気を取られずに
右手をしっかり移弦しましょう!
前回もお話しましたが、
スラーの練習では右手に集中することが
大切です。
左手ばかりに気を取られていると
スラーの中の弓の配分も移弦も
上手くできません。
右手にどれだけ集中して練習できるかが、
スラー上達の鍵ですよ!
それでは、また🌸