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スラーの練習

こんにちは。

今日はスラーの練習の仕方についてです。


左手が押さえられるようになってくると
スラーのついている曲の練習が始まります。

初めは弓をどっちに動かしたら良いのか
混乱してしまうかもしれませんね。

そんな時はまずは
右手に集中することから始めましょう!


練習方法③でお話していますが、
演奏中はどうしても右手ではなく
左手に集中してしまう方が多いです。

スラーが上手くいかないのは
100%右手に原因があります。

スラーの練習をする時は

右手に集中しましょう!


まずは弓の配分を決めましょう。

弓の配分がしっかりできていないと、
途中で弓が足りなくなったり
逆にたくさん余ってしまって、
スラーがバランス良くひけません。

スラーの中に
いくつの音が入っているかを確認して
弓の配分を決めます。


例えばこの楽譜の場合

スラーの中に
四分音符が2つずつ入っていますね。


まずスラー全体で使う弓の幅を決めて、
その真ん中で音が変わるようにしましょう。

弓を全部使う場合は
弓の真ん中で音を変えます。


弓に印を付けてメトロノームを鳴らしながら
練習すると良いですよ!

印の所で音がちゃんと変わっているか
確認しながら練習しましょう!


私がレッスンで使っている
『新しいヴァイオリン教本』や
『ヴァイオリン音階教本』では、
音階はひけるようになったら
少しずつスラーを長くしていくように
書かれています。


この音階のスラーの練習も
弓の配分がとても重要です。

スラーの弓の配分が上手くいかずに
音が汚くなってしまうと、
音程が取れていてもキレイに聴こえません。

特にアップの最後で弓が足りなくなって
音が汚くなる方がとても多いので、
アップの弓の配分は
ダウンよりも気を付けてください。

弓に印を付けて、
スラーの中の音を同じ幅でひけるように
練習しましょう!


この音階の練習は 
前半がスラーの中に4つ又は8つ 
後半はスラーの中に3つ又は6つの音が
入ります。

同じ音階の中で
弓の配分を変えなくてはいけないので、
最初は前半だけ、後半だけと別に練習して
できるようになったら
全体を通してひいてみましょう。


汚い音が出ると
左手を一生懸命に直そうとする方が
本当に多いです。

でも、弓の配分を直すように指導すると
みなさん音がとてもキレイになります。 

スラーの練習は右手に集中することを
忘れないでくださいね!


スラーの練習、次回も続きます。

それでは、また🌸