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スラーとタイ②

こんにちは。

今回もスラーとタイについてです。


前回、スラーとタイの見分け方は
『違う音を繋いでいるのもはスラー』
『同じ音を繋いでいるものはタイ』 
と、お話しました。


実は、これには例外があります。

それがこちらです。


以前、スタッカートの時にお話した
スラースタッカートです。

これは同じ音を繋いでいますが、
一つ一つを切って演奏するので
これはタイではなくスラーです。


また、テヌートも同様です。

同じ音を繋いでいますが、
少し音と音の間に隙間を開けて演奏するので
これもタイではなくスラーです。


同じ音を繋いでいても
スタッカートやテヌートがついていたら
スラーです。

間違えないように、気を付けましょう!




では、
ここからはスラーとタイの応用編です!

同じ記号を使うスラーとタイは
同時に出てくることがあります。

スラーかタイかを
区別できるようになりましょう。


例えばこの楽譜は

全体を繋いでいる記号がスラーで
ミとミを繋いでいる記号がタイです。

演奏するとこのようになります。


さらに、スラーは
スラーの中にスラーがあることもあります。

スラーの中にスラーがある場合は
このように演奏します。

大きなスラーの間は弓を返さずに
小さなスラーとスラーの間は
少し隙間を開けて演奏しましょう。


スラーとタイは
同じ記号でも全く意味の違います。

同時に出てきても混乱しないように
しっかり区別できるようになりましょう!

それでは、また🌸