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重音(4和音)

こんにちは。

今日は4和音についてです。


ヴァイオリンの弦は4本なので
4和音は一番音の数の多い和音になります。


3和音の奏法は
3本の弦を同時に鳴らす
音を分けて鳴らす

の2つでしたが、

4和音は②の
音を分けて鳴らすで演奏します。


4本の弦を同時に弓で押さえるのは
ほとんど不可能です。

かなりの力を入れなくてはならず、
良い音がしにくいのでほとんどやりません。


私は今までに1曲だけ
4本の弦を同時に鳴らさないといけない
4和音が出てくる曲を演奏しましたが、
本当にその1曲だけにしか出てきたことは

ありません。
 
これは本当に特殊な奏法なので、
練習する必要はありません。


4和音は
下の2つの音、上の2つの音に分けて
演奏しましょう!


例えばこの4和音は

 


このように演奏します。

 


楽譜で表すとこんな感じですね。


ポイントは3和音と同じで
下の2つの音を短くひくことです。

下の2つの音が長いと
1つの和音に聴こえないので、
すぐに上の2つの音をひきましょう。


そして、3和音以上に気を付けたいのが
移弦です。

4和音は3和音よりも
肘の高さの変化が大きくなります。

下の2つの音をひいた後、
かなり肘を下げて移弦しないと
上の2つの音がちゃんと鳴りません。

かと言って、肘を下げ過ぎてしまうと
一番上の音しか鳴らなくなってしまいます。

どのくらい肘の高さを変えれば良いのか
ゆっくり何度も練習して覚えましょう!


そして、肘を大きく下げようとすると
弓を横に使いやすくなります。

下の2つの音で弓をたくさん使わないように
弓に印をつけて目で確認しながら
練習すると良いですよ。


3和音も4和音も練習しているうちに
力が入り過ぎてしまうことがあります。

音が潰れていたら力の入れ過ぎです。

全部の弦の音が
潰れずに、ちゃんと鳴っているかを
よ〜く聴きながら練習してくださいね!

それでは、また🌸