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移弦⑤

こんにちは。

移弦の第5回目の今回は
スラーの中の移弦についてです。



もう何度もお話していますが、
移弦をする時は肘から動かします。

これはスラーがついていても同じです。

スラーの中の移弦で特に気を付けたいのは
移弦②で説明した
《移弦する時はまず上下に腕を動かす》
です。



例えばこの楽譜の場合は
スラーの中でD線からA線に移弦します。

弓を全部使うと
配分はこんな感じになりますね。


スラーの中での移弦は今まで以上に
上下より先に横に弓を動かしやすくなるので

注意が必要です。



弓に印を付けるとよくわかります。

しっかり肘を動かせている時は
印の位置ですぐに移弦できますが


肘が下がる前に弓が横に動くと
印の位置より進んで移弦してしまいます。


そのためDよりAの方が
弓の幅も音も短くなってしまいます。


是非弓に印を付けて

スラーの移弦をひいてみてください。

自分の思った位置で移弦できていますか?

自分の思った位置で移弦できないと
音の頭がはっきり鳴らなかったり、
弓が足りなくなっりしてしまいます。

自分で弓の位置をしっかり見ていないと 
なかなか気付かないので、
スラーの中の移弦は
耳だけでなく目でもしっかり確認しながら
練習してください。

 

どうしても思った位置で移弦できない時は

音と音の間に休符を入れて練習しましょう。

 

それでは、また🌸