こんにちは。
移弦について第4回です。
移弦について第4回です。
まず、前回までにお話した
移弦をする時に気を付けることを
まとめてみましょう。
1、移弦をする時は肘から動かす
(特に弓の元での移弦に気を付ける)
2、完全に移弦ができてから音を出す
3、手首は動かさない
この3つがしっかりできていれば
かなりスムーズに移弦ができますが、
さらに上手に移弦するために
まだ気を付けてほしいことがあります。
それは
弦によってかける圧力を変えることです。
ヴァイオリンには4本の弦がありますが、
それぞれ太さが違いますね。
一番太いのがG線
次にD線、A線と徐々に細くなり
一番細いのがE線です。
この太さの違う4本の弦は
キレイに鳴らすためにかける
右手の圧力が違います。
一番太いG線は一番強く圧力をかけ、
一番細いE線は圧力をあまりかけません。
試しにG線がしっかり鳴る圧力で
E線をひいてみてください。
潰れた音がするはずです。
D線とA線も微妙に圧力が変わります。
移弦をした時は
今までと圧力を変える必要があるのです。
『丁寧に移弦しているつもりなのに
音の頭がはっきりしない』
という場合は、
移弦した弦に合った圧力をかけていない
可能性があります。
太い弦から細い弦に移弦する時は
少し力を抜いて、
逆に細い弦から太い弦に移弦する時は
今までより少し圧力をかけるようにすると
音が頭からはっきり鳴るようになりますよ。
とは言え、
圧力をかけ過ぎれば
太い弦でも音は潰れてしまいますし、
力を抜き過ぎれば細い弦でも鳴りません。
自分の音をよ〜く聴きながら
ちょうど良い圧力をかけましょう!
それでは、また🌸
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