楽屋での過ごし方

こんにちは。

舞台に上がる前に、
着替えや休憩をする部屋を楽屋と言います。

楽屋での過ごし方は演奏にも影響します。

というわけで、
今回は楽屋での過ごし方についてです。

ソロのリサイタルの場合は
一人で一部屋の楽屋を使えますが、
オーケストラでは
男女別で大人数で同じ部屋を使います。

発表会でもみんなで同じ部屋を使います。


出番を待っている間は
基本的には楽屋で自由に過ごしてください。

でも、
『緊張して出番を待っているのは
　自分だけではない』
ということを忘れないでくださいね。

・最後まで楽譜を見て集中したい人　
・楽器をずっと触っていたい人
・とにかくリラックスしたい人　…などなど

色んなタイプの人が同じ部屋で過ごします。

他人の練習や集中を邪魔しないように、
大きな声で話したり騒いだりしないで
静かに自分の出番を待っていてください。

楽器・衣装・楽譜など
本番当日は荷物が多くなりますが、
楽屋では自分の荷物は
できるだけコンパクトにまとめて、
みんなが楽屋を使えるようにしてください。

特に鏡の前は譲り合って使いましょう。


楽屋では飲食もできますが、
楽屋には色んな人がヴァイオリンや
衣装を置いているので、
飲み物や食べ物をこぼしてはいけません！
細心の注意を払いましょう！！

また、匂いの強い食べ物を持ち込むと
楽屋中がその匂いになってしまうので、
気を付けてくださいね。

着慣れない衣装を着ている場合は
楽屋では慎重に動きましょう。

袖やスカートの裾で
何かを引っ掛けてしまうことがあります。
他人の楽器や荷物に接触しないように
気を付けてください。


私は以前、楽屋に置いておいた靴が
片方なくなったことがありました。

どこを探しても見つからずに
途方に暮れていたら、
同じ楽屋を使っていた方の着ていた
ドレスのスカートの中から出てきました！

床に届くボリュームのあるスカートで、
床に置いてあった私の靴が
スカートに巻き込まれてしまったらしく、
その方も全く気付かずに
私の靴を入れたまま移動していたようです。

見つかったので今では笑い話ですが、
見つからなかったら動揺して
良い演奏はできなかったと思います。


楽屋は自分以外の人の荷物も
たくさん置いてある場所です。

着慣れている衣装だったとしても
走ったりせずに慎重に移動してくださいね。

次回も楽屋での過ごし方についてです。

それでは、また🌸