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暗譜

こんにちは。

発表会では暗譜で演奏しますよね。
『暗譜、苦手です…😔』
という方、多いのではないでしょうか。

暗譜が苦手な方は
練習の仕方を変えてみましょう。

『練習ではひけるのに
 本番になるとわからなくなってしまう』
という方は参考にして頂けると嬉しいです。


本番で演奏する曲は
たくさん練習すると思います。

たくさん練習をすると
何となく身体が曲を覚えていきますよね。

この《身体が覚えた》という状態を
『暗譜ができた!』と思ってしまうのは
ちょっと危険なんです。

身体で曲を覚えている方は
曲の途中からひき始めるということが
とても苦手です。

身体が曲の最初から最後までを
1つの動きとして記憶しているので、
途中からひこうとしてもひけないんですね。

本番は環境も精神状態もいつもとは違うので
いつもなら間違えないところを
間違えてしまうことはよくあります。

身体だけで曲を覚えている場合、
万が一、本番の途中で間違えてしまったら
そこから何もひけなくなってしまう可能性が
あります。


身体だけではなく、
頭で楽譜を覚えることが大切です!

目の前に楽譜がなくても
自分が今、楽譜のどの辺りを演奏しているか
想像しながら演奏できるようにしましょう。


楽譜には音符だけではなく、
スラーやアクセント、強弱など
色んな記号が書いてあります。

練習の時に
これらの記号を音符と一緒に記憶すると
しっかりと暗譜ができるようになります。

『この音はfでひこう』
『ここからは優しい雰囲気でひこう』など
細かいところまで考えて演奏できれば
音楽もとても表情豊かになるので、
演奏の質も上がりますよ。


練習は毎回最初から最後まで通すのではなく
いくつかのブロックに分けて練習すると
良いでしょう。

細かく分けて練習しておけば
もしも途中でわからなくなってしまっても
必ずどこかで戻ってこれます。

もちろん間違えないのが一番ですが、
間違っても戻ってこれる場所があれば
より安心して演奏ができますよね。



私も暗譜は得意ではありませんでした。

子供の頃の発表会では
頭が真っ白になって演奏が止まってしまった
苦〜い思い出があります。

でも練習方法を改善して、身体だけでなく
頭で楽譜を覚えるようにしたら
暗譜ができるようになりました。


楽譜を覚えるというのは
最初は慣れないと思いますが、
暗譜ができるようになるだけではなく
演奏の質の向上にもなります。  

落ち着いて演奏するためにも
表情豊かな演奏をするためにも
頑張って楽譜を覚えましょう!

それでは、また🌸