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ヴァイオリンと空の旅

こんにちは。

12月に入り、コロナも少し落ち着いて、
人の動きも多くなってきました。
新しい変異株は怖いですが…。

今年の年末年始は飛行機で帰省したり、
旅行したり、という方が多いと思います。

というわけで今回は
『ヴァイオリンを持って飛行機に乗るには 
 どうしたら良いか』
です。


ヴァイオリンはとても繊細な楽器なので、
スーツケースと同じように貨物に入れるのは
やめましょう。

手荷物として機内に持ち込んでください。


でも!
ヴァイオリンを機内に持ち込むためには
条件があります。


実はヴァイオリンは楽器ケースのサイズで
機内に持ち込めるどうか判断されます。  

持ち込めるサイズは
《ケースの3辺の合計が115cm以内のもの》
です。

子供の分数楽器はこのサイズ以内ですが、
4/4サイズの楽器ケースは
これ以上の大きさのものが多いです。

機内に持ち込めるのは
楽器の形をしたケースです。

少しの差なら
持ち込みを許してくれる場合もあるので、
三角のケースもOKな時もあります。

でも、
『実際に空港に行ってみたらダメだった…』
ということもあるので、
楽器型のケースの方が安心です。

角型のケースは絶対に持ち込めません。

規定のサイズの楽器ケースは
手荷物として機内に持ち込み、
座席の上の収納棚に入れることができます。


では、規定のサイズ以上の楽器ケースは
どうするのか…?

規定のサイズ以上の楽器ケースを
機内に持ち込むためには
特別旅客料金を支払う必要があります。

楽器のためにもう一席購入するのです。

この楽器のためのチケットを
《AB券》と言います。

AB券の値段はJALもANAも11,500円です。

結構な出費ですよね〜(泣)


飛行機に乗る機会の多い方は
規定サイズの楽器ケースを
購入する方が良いでしょう。

東洋楽器 Plume Fiber VioⅡ
(プリュームファイバーヴィオⅡ)
というケースが
JAL、ANA公認の機内持ち込み可として
よく販売されている楽器ケースです。

お値段は6〜7万円。

気になる方はチェックしてみてくださいね。


私はオーケストラでは
ヴィオラを演奏しています。

11月に九州で演奏する機会があり、
ヴィオラと一緒に飛行機に乗りました。

ヴィオラはどのケースも
ほぼ規定のサイズには収まりません。

というわけで、
AB券でヴィオラを機内に持ち込みました。

しっかりシートベルトで固定して
座席に座らせます。

万が一の避難のために
人間が通路側、楽器が窓側に座るのが
決まりだそうです。


飛行機が混んでいる時は
AB券が買えないこともあるので、
楽器と一緒に飛行機に乗りたい時は
早めに確認しておきましょう。

それでは皆様、
快適な空の旅をお楽しみください。


それでは、また🌸