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実は超重要!休符について②

こんにちは。

今回も休符についてです。


前回もお話ししましたが、
休符は音楽の一部です。

『お休み』と言われることが多いですが、
休符で本当に休んではいけません。

休符の時もカウントをして、
緊張感を持って演奏しましょう。


そして、
休符の時にしてほしいことがあります。

それは次の音の準備です。


左手ももちろん準備が必要ですが、
弦楽器は右手の弓の準備がとても大切です!


休符の次の音が長い音符だったり、
今までよりもfpになることが
ありますよね?

この場合は休符の間に
弓の位置を変える必要があります。

長い音符は
弓の真ん中からはひけないので、
弓の元か先へ移動しなくてはいけません。

音量を変えたい時も
fにしたいなら弓を元の方へ、
pにしたいなら弓を先の方へ移動させます。

また、音量を変えるためには
弓にかける重さも変えなくてはいけません。


弓の準備が遅れてしまい、
次の音に間に合わなくなってしまうこと
ありませんか?

長い休符の時はゆっくり準備ができますが、
四部休符1つで準備しないといけないことも
あります。

休符で『お休み』してしまうと
次の準備が間に合いませんが、
カウントを止めずに緊張感を持っていれば
四部休符が1つしかなくても
落ち着いて次の音の準備ができます。

慌てて弓の準備をしてしまうと、
ギリギリで間に合ったとしても
見ている人には慌てているのが
バレてしまいます。

実は、この見た目の印象は
とても大事なんですよ!

それまでキレイに演奏していても
急にアタフタと動いているところを見せると
曲の雰囲気が壊れてしまうのです。

何度も言いますが、
休符も音楽の一部です。

休符で音楽を壊してしまわないように
弓の準備は音楽の中で行います。

ゆったりとした曲ならゆったりと
速い曲なら素早く、
曲の雰囲気に合った弓の準備をしましょう。


弓の準備をしっかりするためにも
休符でカウントを止めないことと、
緊張感を持つことは本当に大切です。

休符を見つけたら『お休み』とは思わずに
音符と同じように『演奏』してみましょう!

それでは、また🌸