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楽譜の記号(繰り返し記号③)

こんにちは。

繰り返し記号の第3回です。
 
今回の記号は
繰り返しという意味は持っていませんが、
繰り返し記号とセットで出てくることが
多い記号です。

繰り返し記号と一緒に覚えましょう!



5、 Fine (フィーネ)

イタリア語で『終わり』という意味です。

前回説明したD.C.とD.S.とよくセットで
出てきます。

D.C.やD.S.で戻って繰り返した後
Fineが出てきたら、そこで曲は終わりです。

楽譜が先に続いていてもFineで終わります。


この楽譜の場合は
1→2→3→4→5→1→2
の順番で演奏します。

D.C.で一番最初に戻った後は
Fineの書いてある2小節目まで演奏して
終わります。

繰り返した後は
Fineの次の小節に入らないように
気を付けましょう。


6、Coda(コーダ)

イタリア語で『尻尾』という意味です。

この記号もD.C.とD.S.とセットで
よく出てきます。

楽譜ではこのように表記されます。

Codaの前にあるこの記号は《vide》と言い
イタリア語で『見なさい』という意味です。

D.C.やD.S.で繰り返した後に
この記号が出てきたらCodaに飛びます。

そのため、この記号は《コーダマーク》又は
《To Coda》と呼ばれています。

この楽譜の場合は

1→2→3→4→1→2→5
の順番で演奏します。

繰り返した後は
コーダマークからCodaまでの3、4小節目は
演奏しません。


Codaの部分が分かれている楽譜もあります。


この楽譜の場合は
1→2→3→4→5→6→7→8→
3→4→5→9→10
の順番で演奏します。


では、今まで出てきた繰り返し記号の
総まとめです。

この楽譜はどの順番で演奏するでしょうか?





《答え》

この楽譜の場合は
1→2→3→1→2→4→5→6→7→8→
1→2→9→10
です!


記号が増えると難しくなってきますが
間違えないように
一つ一つをしっかり理解しましょう!

それでは、また🌸