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弦の張り方③(駒の微調整)

こんにちは。

今回は弦を張り替える時の
駒の微調整についてです。




チューニング⑨でもお話しましたが、
駒はチューニングするとペグに引っ張られて
少しずつ傾いてしまうので
真っ直ぐに直す必要があります。

弦を張り替えた時の駒は
特に傾きやすくなります。
必ずテールピース側が垂直になるように
何度も確認してください。



弦を張り替えた後、
すぐに弦が切れてしまったり、
ペグを巻くとペグ以外の場所から
ギギっという音がすることがあります。

その場合は
弦と駒の溝の滑りが悪い可能性が高いです。

ペグ以外で鳴るギギっという音は
音は駒と弦の擦れる音なので
この音を放っておくと、
弦が切れてしまうことがあります。
注意してください。


弦と駒の溝の滑りを良くするには
鉛筆を使います。

もし、ギギっという音が鳴ったら
一旦弦を緩めて
駒の溝を鉛筆でなぞってください。

力を入れると駒に傷が付いてしまうので
力を入れず優しくなぞりましょう。

駒の溝を鉛筆で塗れたら弦を張ります。

それでもまだ音が鳴るようなら、
指板の端のナットの溝も
鉛筆でなぞります。

ナットも力を入れずになぞってください。


この時使う鉛筆は2B以上の濃いものです。

薄い鉛筆は芯が硬いので
楽器を傷付けてしまいます。
HやHBの鉛筆は使わないようにしましょう。


新しい弦に張り替えると音が良くなりますが
不安定になる部分もあります。

楽器から
今まではしなかった不自然な音がした時は
そのままにしないようにしてください。

自分では原因がわからない場合は
先生や楽器屋さんに相談して
対処しましょう!

それでは、また🌸