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ペグの微調整②

こんにちは。

今回もペグの微調整についてです。


ペグがすぐに緩んでしまったり
逆に硬過ぎて回らなかったりすることが
あると思います。

そんな時は以前のブログでも紹介した
コンポジションをペグに塗ると
ペグの動きがスムーズになりますが

実は!
ペグの動きをスムーズにする弦の張り方
あるので、
ペグの動きが良くないという方は
少し弦の張り方を変えてみましょう。


今回はD線で説明します。


①ペグが硬くて動かない時

湿度が高い梅雨の時などは
ペグが硬くなりやすい時期です。

ペグが硬い時は
弦を差し込んだペグの穴の近くに
弦を寄せて張ります。


基本的な張り方は
以前のブログで説明した張り方と同じです。

まずはペグを弦に差し込んで
ペグの穴より先端側を一周します。


先端側を一周したら
ペグの持ち手側に弦を巻いていくのですが、
弦はペグの穴に寄せて巻いていきます。

楽器のこの部分にくっつかないように
ペグの穴側に寄せて巻いて

弦と楽器の間に隙間ができるように
してください。

この張り方にすると
ペグの動きがとても軽くなります。
ペグが硬くて動かせない方は
是非試してみてください。

どうしても楽器と弦に隙間ができない場合は
弦を少し長めに引っ張り出して
弦を巻く回数を減らしましょう。



② ペグが緩んでしまう時

押し込むようにペグを巻いても
緩んで戻ってきてしまう時があります。

冬の乾燥している時期は
ペグは緩みやすくなるので
正に今、ペグが緩みやすいという方は
多いのではないでしょうか?

緩みやすい時は先程とは逆で
弦を楽器に寄せるように巻きます。


ペグの穴より先端側を一周したら
楽器に寄せて弦を巻いて

弦と楽器に隙間ができないようにします。

この張り方にするとペグが硬くなるので、
私は乾燥する時期はいつも
この張り方にしています。

どうしても隙間ができてしまう場合は
穴から出ている弦を短くして
巻く回数を増やしましょう。



季節によって
楽器のコンディションは変わるので、
突然ペグが動かしにくくなることが
あります。

でも、弦の張り方を少し変えるだけで
ペグの動きはスムーズになります。

基本的な巻き方は同じなので
難しくありません。
『最近ペグの動きが良くない…』
と、思ったら是非試してみてください。


張り方を変えても
どうしても上手く動かせない時は
コンポジションを使うか、
楽器屋さんに相談してくださいね。

それでは、また🌸