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弦の張り方②

こんにちは。

今回はE線の弦の張り方の注意点です。


注意点① 弦に付いているチューブについて

E線にはこんなチューブがついていると
思います。

これは駒を守るためのチューブです。

E線はとても細いので、
普通に駒に弦を乗せて張ると
どんどん駒にめり込んでいってしまいます。

そのため駒にはE線の所にだけ
駒を補強するテープが貼ってあることが
あります。

もし、駒にテープが貼っていない場合は
弦に付いているチューブで補強します。

チューブを駒に当ててE線を張りましょう。

駒にテープが付いていてチューブはいらない
という場合は、外してしまって大丈夫です。



② アジャスターについて

E線を張り替える時は
アジャスターを緩めておきましょう。

弦は張り替えた直後は音程が下がるので
何度もチューニングします。

アジャスターを緩めておかないと
すぐにアジャスターが一番下まで
降りてしまい、
チューニングできなくなってしまいます。

E線はペグで音程を合わせるのは難しいので
アジャスターで音程を合わせられるように
アジャスターを緩めておいてください。


また、
一番下まで降りてしまったアジャスターは
楽器に当たってしまうことがあります。


アジャスターが緩んでいる状態

アジャスターが一番下まで降りている状態

アジャスターが一番下まで降りた状態で
あごで挟んで楽器をひくと、
アジャスターが楽器に当たって
傷を付けてしまいます。

楽器に傷を付けないためにも
E線を張り替える時は
必ずアジャスターを緩めておきましょう。


私はE線を張り替える時が一番緊張します。
一番切れやすい弦だからです。
張り替えている時に切れたこともあります。

また今回説明したように
楽器に傷を付けやすい弦でもあります。

自分で張り替える時はとにかく丁寧に
行ってください。
音程を確かめながら慎重に
ペグを回していきましょう!

それでは、また🌸