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弦の予備

こんにちは。

今回は弦の予備についてです。


ヴァイオリンの弦は消耗品です。

突然切れることもあるので
常に予備の弦を用意しておくことを
オススメします。


ヴァイオリンの4本の弦の中で
特に切れやすいのはE線です。
一番細いので、よく切れます。

予備はA線、D線、G線は1本ずつ、
E線は2本用意しておくと安心ですよ。


お店でも
A線、D線、G線各1本+E線2本
のセットが売られていることがあります。

自分の使っている弦のセットがあれば
1セット買っておくと便利です。


弦を買う時に
気を付けてほしいことがあります。

それはE線の形状です。

弦には2つの形状があります。


① ボールエンド

ボールエンドとは弦の先に球がついている
弦です。

テールピースの穴に
球を引っ掛けて弦を張ります。

A線・D線・G線は
ボールエンドのものが多いです。



② ループエンド

ループエンドは弦の先が球ではなく
輪っかになっている弦です。

ループエンドのA線・D線・G線は
穴に引っ掛けることもできますが、
ループエンドのE線は
アジャスターの爪の部分に
輪っかを引っ掛けて弦を張ります。

このタイプのアジャスターは
ボールエンドが使えません。


アジャスターのタイプによって
張る弦の形状が変わるので、
E線を買う時には注意が必要です。



アジャスターの爪に溝があるタイプは
ボールエンドでもループエンドでも
張ることができます。

ご自分の楽器のアジャスターをよく見て
E線はボールエンドかループエンドを
選んでください。



切れた弦をそのままにしておくと
駒や魂柱のバランスが悪くなるので
できるだけ早く弦を張り替えましょう。

まだ自分で張り替えるのが怖い方も
弦の予備は用意しておいて、
切れた時はすぐに先生や楽器屋さんに
張り替えてもらってください。


せっかく買った弦が
使えないのはもったいないので
E線は自分のアジャスターに合ったものを
選んでくださいね。

『自分では判断がつかない!』という方は
先生や楽器屋さんに相談しましょう。

それでは、また🌸